佐伯がホールインワン&今季初勝利に王手! 横峯が2位浮上
◇国内女子◇KKT杯バンテリンレディスオープン 2日目◇熊本空港カントリークラブ(熊本県)◇6,455ヤード(パー72)
22位タイからスタートした佐伯三貴が、8番(パー3)でホールインワンを達成するなど、この日のベストスコア「68」をマーク。通算3アンダーの単独首位に浮上し、今季初勝利に王手をかけている。
通算2アンダーの2位タイには、終盤の3連続バーディフィニッシュでリーダーズボードを一気に駆け上がってきた横峯さくらと、地元出身の一ノ瀬優希。通算1アンダーの4位タイに堀奈都佳、笠りつ子、酒井美紀、リ・エスドの4人が続く。賞金ランキングトップを走る森田理香子は、カットライン上となる通算5オーバーで辛くも予選突破。米国から一時帰国してのスポット参戦となる有村智恵は、通算8オーバーで予選落ちを喫した。
<佐伯三貴が雨を味方に ホールインワン達成で単独首位に浮上>
「きれいに入ってくれましたね」と、この日ホールインワンを決めた佐伯三貴が、通算3アンダーと伸ばし首位タイに浮上した。
熊本県で開催されている「KKT杯バンテリンレディスオープン」の2日目は朝から冷たい雨が降りはじめ、午後には気温も下がり本格的な雨模様となった。22位タイからスタートした佐伯は5番でバーディを先行させるが、7番をボギーとし、イーブンパーのまま8番(パー3)を迎えた。7番アイアンで放ったショットはピン手前3メートルに落ちると、そのままカップに吸い込まれホールインワン。「打った瞬間、ラインが出ていたのでいいかなと思ったら入りましたね」と、コースに響き渡る大歓声とともに、スコアボードを駆け上がった。
2010年の「日医工女子オープン」の初日でもホールインワンを決めている佐伯は、「あのときは予選落ちでしたけど、今日は、いい位置にいながらできたので」と喜びもひとしお。「今週はあまりショットが良くなく、ミスもしている」と、後半は凌ぎのパーセーブが続いたが、上がり2ホールの連続バーディで首位に浮上し、2日目を締めくくった。「雨の方がセーフティにフェアウェイセンターを狙って行こうと思う分、スマートなゴルフができますね」と佐伯。悪天候も味方につけて好スコアへと繋げた。
「明日はパーをしっかり獲って、チャンスが来た時に狙っていければいい」と最終日を最終組で迎える佐伯。今年の目標はあくまで昨年の成績を上回ることにフォーカスし、昨年の2勝を越える複数回優勝を目指す。「早いうちに1勝できればと思っているので、明日はしっかりと優勝争いができるように頑張ります」と、まずは序章となる1勝目に挑む。