ツアー2勝目を目指す有村と斉藤が首位に並ぶ
2009/05/02 17:56
千葉県にある京葉CCで行われている国内女子ツアー第7戦「クリスタルガイザーレディス」の2日目、前日よりも気温が上がり、汗ばむ陽気となったが、午後から吹き始めた風の影響もあり、この日のベストスコアは「69」。じわりと伸ばす展開となった。
そんな中、41歳のベテラン・斉藤裕子が3バーディノーボギーの落ち着いたゴルフで通算7アンダーとし、首位タイに浮上した。シード選手中最年長の斉藤は、「欲を出さないこと」を今週のテーマにしているそうで、40歳を過ぎ「ゴルフも落ち着いてきました」と冷静なプレーを見せた。斉藤が最終日最終組で回るのは、05年の「伊藤園レディス」以来、約3年半ぶり。「2日間マイペースで出来たので、明日も欲を出さないでやりたい」と年の功で5年ぶりのツアー2勝目を目指す。
その斉藤と並ぶのは、この日「70」でラウンドした有村智恵。最終18番では、第2打をグリーン左のバンカーに入れ、つま先下がりの難しいライから4mに寄せてバーディフィニッシュ。好調なショットとともに、16番では10mのロングパットを沈めるなど運にも恵まれ、苦手な2日目をアンダーパーで乗り切った。「後半は良いパットが入ったし、良いショットも打てて自信が持てた」という有村。昨年以来となるツアー2勝目が目前に迫ってきた。
首位と2打差の3位タイは、全美貞(韓国)と中田美枝の2人。さらに1打差の5位タイに、表純子、黄アルム(韓国)の2人が続いている。初日3位タイの横峯さくらは、1バーディ2ボギーとスコアを落とし、通算3アンダーの7位タイへ後退。逆に、この日2つスコアを伸ばした上田桃子は、通算2アンダーの9位タイへと浮上している。