姉妹で掴んだ初勝利!飯島茜がツアー4勝目
千葉県の千葉廣済堂CCで開催されている国内女子ツアー第12戦「廣済堂レディスゴルフカップ」最終日。前日の雨から一転、明るい太陽の日差しが降り注ぐ、絶好のコンディションとなり、スコアを伸ばす選手が続出。2位に2打差の9アンダー単独首位からスタートした飯島茜は追い上げられる形となった。
前半9ホールを終えて飯島は3バーディを奪い12アンダーと伸ばす。追いかける7アンダースタートの中島真弓は5番のバーディのみでその差は5打と広がってしまった。ところが、10番で飯島がボギーを叩くと、中島は11番から3連続バーディを奪い11アンダーで飯島と並んだ。
15番パー3では、ピン横1メートルに飯島が付けると、中島は5メートルのパットを決め両者バーディ。明暗を分けたのは16番だった。中島のティショットは左サイドに行き、あわやOBという位置で斜面にあたり、中腹で止まった。「足場のボールのライも悪い状態だったので、アンプレアブルも考えた」という中島。2打目で平坦なラフに脱出し、180ヤード残った3打目は9番ウッドでグリーンを捉える。
一方の飯島はフェアウェイセンターから2オンに成功したが、8メートルのパッティングを残す。この時点では3メートルのパーパットを残した中島もピンチを凌げる可能性が高かった。しかし、先に飯島がバーディパットを沈め「入れなければ!」と自分にプレッシャーをかけた中島のパットはカップに蹴られてボギーとなった。
結果13アンダーで飯島がツアー4勝目。妹がキャディをした試合では初めての勝利となった。大健闘した中島は11アンダーで単独2位。同じく最終組でラウンドしたリ・エスド(韓国)が7アンダーで単独3位となった。注目選手では、古閑美保が3ストローク伸ばし2アンダー単独8位。福嶋晃子と諸見里しのぶは共に4ストローク伸ばし1アンダー9位タイに食い込んだ。