川奈の風を見切った!?上原彩子がノーボギーで首位浮上!
2007/04/21 00:00
静岡県にある川奈ホテルゴルフコース富士コースで開催されている、国内女子ツアー第5戦「フジサンケイレディスクラシック」の2日目。この日は朝から川奈特有の強風が吹く中第2ラウンドが行われた。
その悪条件の中、スコアを2つ伸ばし5アンダーの単独首位に浮上したのは沖縄県出身の上原彩子だった。上原は昨年のこの大会でも11位タイに入るなどコースとの相性は良い。この日はスタートの1番、そして4番パー5でバーディを奪うと、終盤の17番、18番と各選手がスコアを崩す難易度の高いホールもパーで切り抜け、2位に2打差をつけツアー初優勝まであと一歩という状況だ。
首位と2打差の3アンダーには佐伯三貴、張娜(中国)、藤田幸希、飯島茜の4人が並ぶ混戦となった。今大会も若手の活躍が目立っている。2アンダーからスタートした佐伯は、バーディが先行し、16番までに3ストローク伸ばし首位の上原に並んだ。しかし、17番パー3、そして最終18番と連続でボギーを叩いてしまい3アンダーに後退した。この佐伯は、現在22歳で、東北福祉大学に在学中。昨年度のクオリファイを通過しプロとしてツアーに参戦している。
この日、前半にスコアを伸ばしたのは横峯さくらだった。9番までに4バーディ、1ボギーと3ストローク伸ばし、首位グループに1打差まで迫っていた。ところが後半は、1バーディ、3ボギーと2ストローク崩してしまい、通算1アンダーの9位タイに後退してしまった。また、初日4アンダー単独首位でスタートした福嶋晃子は、前半こそ2バーディ、2ボギーで耐えたが、後半に入ると持病の右足首を痛め、クラブを振るのが精一杯。後半だけで6ストローク落とし、通算2オーバーの26位タイに大きく後退してしまった。