有村、今季最終戦で首位発進! 茂木が2打差で続く
◇国内女子◇伊藤園レディスゴルフトーナメント 初日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6639ヤード(パー72)
11月末に米国ツアーのファイナルQTが控えているため今週が国内最終戦となる有村智恵が、8バーディ、ノーボギーの「64」をマーク。スコアの伸ばし合いをリードして今季自己ベストをたたき出し、8アンダーで単独首位に立つ絶好のスタートを切った。
6アンダーの単独2位には、6バーディを量産した茂木宏美。5アンダーの3位タイに、カン・スーヨン、イ・ジウ(ともに韓国)、菊地絵理香、下村真由美、笠りつ子、優勝を逃した時点で賞金女王の可能性が消滅する服部真夕の6人が続いている。
横峯さくらと上田桃子は4アンダーの9位タイと上々の滑り出し。今週2位タイ(2名まで)以上で賞金女王が確定する全美貞(韓国)は、イーブンパーと出遅れている。
<攻めのゴルフで8つ伸ばした有村智恵>
「24歳最後の試合だし、今季最終戦になるので優勝を目指します」と、ホールアウト後に語る有村智恵。この日は「パットのイメージが凄く良かった」と振り返るが、バーディパットを打ちやすい位置に運んだアイアンショットの精度にも合格点を与えた。
例年に比べて柔らかめのグリーンに対し、前日から「ピンをしっかりと狙う気持ちで攻めて行きたい」と話していたが、スタートの1番からピン奥5mに乗せて下りのバーディパットを慎重に沈めた。
最終18番もピン2mのバーディチャンスを迎えたが、決めることができずパーでホールアウト。9アンダー「63」のコースレコードには1打及ばなかったが、8バーディは2位に2打差をつける絶好のスタート。それでも「良い時はピンの2m以内に止められるが、何回か大きく左右にぶれてしまったので、それが最終日の優勝争いの中で出ないように再調整を行います」と、気を抜くことはない。