横峯さくら、3年ぶりの単独首位発進!2打差2位にキム・ソヒ
◇国内女子◇マスターズGCレディース 初日◇マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県)◇6458ヤード(パー72)
今季未勝利の横峯さくらが好発進した。2010年の同大会チャンピオンは初日から7バーディ、ノーボギーの「65」をマーク。7アンダーとして2位のキム・ソヒ(韓国)に2打差をつけ、2009年の「伊藤園レディス」以来となる単独首位スタートを切った。
4アンダーの3位タイに森田理香子、一ノ瀬優希、ジャン・ウンビ(韓国)の3人がつけている。
昨年大会はプレーオフで敗れたポーラ・クリーマーは、有村智恵、馬場ゆかりらと並び2アンダー9位タイとまずまずの滑り出し。一方、ディフェンディングチャンピオンの大山志保はイーブンパーの23位タイで2日目を迎える。
<横峯、3年ぶりの単独首位発進>
先週の「富士通レディース」では最終日に「79」を叩き、自身2度目となる決勝ラウンド最下位という屈辱を味わった。その僅か5日後に、打って変わって別人のようなバーディラッシュを演じ、コースレコードに並ぶ「65」。平日ながら5,014人が詰めかけたギャラリーを大いに沸かせ、単独首位に躍り出た。
今週からダウンスイングで左腰に壁をつくる意識付けをすることで、これまでスコアメイクに苦しむ原因となっていたショットの乱れが復調。スタートホールの1番(パー5)で1.5mにつけてバーディ発進とすると、5番では右10mをねじ込み加速をつける。一昨年大会の最終日にホールインワンを決めた7番(パー3)で2m、さらに8番(パー5)ではグリーン左カラーから5mを沈めて連続バーディを奪い、首位タイで前半を折り返した。
後半に入っても勢いは止まらない。11番で5m、14番では7mをねじ込み、2mのチャンスを決めた15番(パー5)で7つ目のバーディ奪取。出遅れることの多かった初日を、最高の形で回りきった。
横峯の単独首位発進は、3日間首位を守りきる完全優勝を果たした09年の「伊藤園レディス」以来、3年ぶりのこと。「久しぶりだし、正直うれしいです。今のスイングなら、戦えると思っています」。忘れかけていた感触が、ようやく横峯の体に戻ってきた。