上田桃子、アン・ソンジュが首位タイに浮上!有村は4打差
国内女子メジャーの今季初戦「ワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップ」は6日(木)、茨城GC西コースで第2ラウンド。2アンダーの2位タイからスタートした上田桃子が5バーディ、1ボギーの「68」で回り通算6アンダーとして、昨年度の賞金女王アン・ソンジュ(韓国)と並んでトップタイに浮上した。
1打差の3位は台湾のテレサ・ルー。さらに1打差の通算4アンダーの4位には服部真夕が続いた。初日首位の不動裕理は「73」で後退し、この日「67」をマークした有村智恵らと並んで通算2アンダーの7位タイとなっている。
宮里美香は通算2オーバーの31位タイ、宮里藍と横峯さくらはともに通算3オーバーの34位タイで決勝ラウンド進出を果たした。
<上田桃子とアン・ソンジュが首位に並ぶ>
初日を終え2位タイと好位置につけた上田桃子が、午前スタートとなった2日目に5バーディ1ボギーの「68」とスコアを伸ばし、通算6アンダーとして首位タイに浮上。「昨日よりチャンスを逃したけど、すごく良いパットも決まってくれました」と、笑みを浮かべた。
上田にとってメジャータイトルは未だ届かぬ悲願。「これまで5年出てきたけど、気持ちの浮き沈みが課題で、それがメジャーで優勝争い出来なかった要因だと思う」と自己分析。「今日は平らな気持ちでプレーしました。チャンスが入っても外れてもゼロの気持ちで」と、心に波を作らずに淡々と目の前の一打に集中した。
同じく首位に並ぶのは、5バーディノーボギーと完璧なゴルフを見せた昨年の賞金女王、アン・ソンジュ。「昨日はもったいないところもあったけど、今日はそういうのは無く自分の中でも完璧なプレーでした」と、こちらも初のメジャータイトルへ向け、好位置で決勝ラウンドを迎える。
<フレッシュな上位陣>
首位の二人を追うのは、通算5アンダーのテレサ・ルー。昨年まで日米ツアーを掛け持ちしていたルーは、今年はほぼ日本ツアーに専念する。続くのは通算4アンダーの服部真夕。さらに通算3アンダーでは昨年の韓国女子ツアーの賞金女王イ・ボミと、今年がプロ4年目の木戸愛というフレッシュな選手達が上位に食い込んでいる。
<人気選手は明暗が分かれる>
この日、5バーディノーボギーとスコアを伸ばした有村智恵は、初日の41位タイから7位タイへとジャンプアップ。首位スタートながら、1つスコアを落とした不動裕理らと並んでいる。
一方で、12番から3連続ボギーで予選落ちの危機に瀕した宮里藍は、終盤の16番、17番とバーディを取り返して通算3オーバーでフィニッシュ。横峯さくららと並び、カットライン(4オーバー)ギリギリでの予選通過を決めている。