2011年 フジサンケイレディスクラシック

21歳の金田久美子が逆転でツアー初優勝!!

2011/04/24 14:57
プロ転向後の苦しい2年間を乗り越え、ツアー初勝利を飾った金田久美子

静岡県にある川奈ホテルゴルフコース富士コースで開催されている国内女子ツアー第3戦「フジサンケイレディスクラシック」の最終日。序盤にスコアを伸ばした金田久美子が、通算5アンダーでホールアウトし、2位に2打差をつけてツアー初優勝を果たした。

快晴に恵まれ、気温も20度を超えたが、コース特有の強風はこの日も吹き続け上位選手も苦戦する展開となった。通算3アンダー単独2位は韓国の李知姫。通算2アンダー3位には藤田幸希と韓国のヤング・キム。2日間首位を守っていた韓国のアン・ソンジュはスコアを崩して通算2オーバーの11位タイに終わった。

<金田、涙のツアー初勝利!>

首位を5打差で追う金田は、スタートホールの1番から2メートルを沈めてバーディ発進。さらに3番で8メートル、4番、5番のパー5でも確実にバーディを奪うロケットスタートを切る。「5打差はあったけど、何があるか分からないと、18ホールずっと頭に入れてプレーしていた」。すると、首位スタートのアン・ソンジュが後半に大ブレーキ。代わって首位に立ったヤング・キムも後半にボギーを重ね、13番プレー時にはいつしか単独首位に立っていた。そして15番、16番の連続バーディで後続を突き放し、「一番、緊張しました」という17番パー3の2メートルのボギーパットもしっかりと沈め、逆転でツアー勝利を手に。「本当に嬉しいです。自分のゴルフに自信を持ててプレーできました」と、涙に濡れながら眩しい笑顔を見せた。

後半、優勝の可能性が残されていたヤング・キムもズルズルと失速

<韓国勢の追撃及ばず>

失速したアン・ソンジュに代わり、金田とともに優勝争いを演じたのがヤング・キム李知姫。一時は首位に立っていたキムだが、「後半はパッティングがダメでした。しびれることは無かったけど、ずっと緊張はしていました。残念です」と悔しさを滲ませる。3打差で追う李知姫は16番パー5で2オンに成功。「入れないと(優勝は)難しいと思った」という勝負の7メートルのイーグルパットを外し、逆転のチャンスを逃した。それでも「コースが苦手で、今週は優勝を考えていなかった。満足しています」と晴れやかな表情でコースを後にした。

一時は首位に2打差まで詰め寄ったが、ツアー初勝利は叶わなかった西山ゆかり

西山ゆかりは終盤に失速、初勝利を逃す>

ツアーでの実績は少ないながら、初日、2日目と上位争いを演じていた西山ゆかり。首位に4打差で迎えた最終日、13番までに3バーディを奪い、一時は首位に2打差まで詰め寄った。だが、14番、16番でボギーを叩くと、最終18番はダブルボギーフィニッシュ。「後半は気持ちが入り過ぎて、状況判断が甘くなったと反省しています。上がりがこんな形で心残りはありますが、最後まで思い切ってプレーはできました」と、悔いと充実の混在した最終日を振り返った。「次からは、自分のゴルフを最後まで組み立てていきたい。もっと強くなるために練習を頑張ろうと思いました」と、さらなる飛躍に意欲を燃やす。

9番で5個目のバーディ!
13番、晴天の川奈ゴルフクラブ、青い海を背にティショット。
16番でもバーディでガッツポーズ!
18番バーディパットを外すも余裕の笑顔。
キャディさんと泣いて喜ぶキンクミ
ツアー初優勝を決め声援に応えるキンクミ。
バーディを決め、キャディさんとグータッチ!
最終18番のティショットを打つキンクミ
八重桜の咲く10番グリーンへ一直線
優勝インタビューで思わずポロリ
優勝副賞のFIAT500 TwinAirをゲットしちゃいました。
最後まで全力プレーで健闘したふたりです
最後まで思い切ったプレーを見せてくれました。賞金は何に使うのでしょうか?
5番でバーディを決めガッツポーズ。
17、18番とボギーを叩き優勝にあと一歩及ばず・・・。
Out33,In36のスコアで良いゴルフをしてます
最終日69で回り5位タイフィニッシュです
1オーバー5位タイ、3日間で初のアンダーパーでした。
最終日、人気のふたりが同組で、当然ギャラリーもたくさん
3アンダーの単独2位に浮上、風の日のプレーで成長したそうです
副賞のFIAT500 TwinAirがコース内にも展示されギャラリーも「かわいい~」「かっこいい」と見てました。
まさかの78を叩きグリーンでいじけてます?
最終日のスタートまでは1位と2位の2人でしたが・・・。
最終18番パーパットを外してしまい2アンダー3位タイ
5位タイ、今日はコーチの横田プロも応援にきてました

2011年 フジサンケイレディスクラシック