宮里藍が2週連続V!アマの諸見里は1打足らず涙を呑む結果に・・・
2005/05/22 18:00
愛知県の中京ゴルフ倶楽部・石野コースで行われている、国内女子ツアー第8戦「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」の最終日。天候は時折強い雨が降る厳しいコンディション。2日間首位の座を死守したアマチュアの諸見里しのぶが、宮里藍以来のアマチュア優勝という快挙がかかっていたが、惜しくも涙を呑む結果になってしまった。
諸見里は、前半プレッシャーのためか、パッティングに精彩を欠きスコアを崩す苦しい展開。後半16番のパー5、バンカーからの3打目をピンそば3メートルにつけてバーディを奪うも、通算6アンダーで首位に1打及ばず、プレーオフに進出することができなかった。
優勝争いに絡んできたのは、1打差の2位スタートのニッキー・キャンベル(オーストラリア)と、3打差の3位タイからスタートした宮里藍の2人。最終組の1つ前でプレーする宮里は、前半スコアを伸ばせず我慢のゴルフを強いられた。しかし、後半は13、15番でバーディ、17番でピンチを招きボギーを叩くも、最終18番でバーディを奪い返し通算7アンダーで先にホールアウト。一方、最終組を周るキャンベルは、12番でバーディを奪い通算8アンダーに伸ばしたが、17番でパーセーブならず、そのまま通算7アンダーでホールアウト。優勝の行方は宮里とキャンベルの2人によるプレーオフに突入した。
決着がついたのは、1ホール目の18番。宮里が第2打をピンそば2メートルにつけてバーディを奪い勝負あり。この結果、諸見里のアマチュア優勝は、奇しくもその偉業を達成した宮里によって阻まれる結果となった。
そのほか、動向が注目される横峯さくらは、後半でスコアを2つ伸ばし、通算2オーバーの26位タイで3日間の競技を終えた。