上井邦裕が単独トップ 石川遼は34位に後退
◇国内男子◇長嶋茂雄招待セガサミーカップ 3日目(21日)◇ザ・ノースカントリー(北海道)◇7178yd(パー72)
首位タイから出た上井邦裕が、2イーグル4バーディ、1ボギーの「65」で回り、通算18アンダーで単独トップに抜け出した。2005年にプロ転向した38歳が、悲願のツアー初優勝をかけて最終日を迎える。
2つのイーグルはいずれもグリーンの外から決めた。前半3番(パー5)は右奥のバンカーから、17番(パー4)は奥の刈り込みから。「最初はショットが良かったけれど、後半はラッキー。しっくりこなかった」という終盤もショートゲームが支えになり、3日間でたたいたボギーはわずかに3つだけだ。
「年がいって、昔みたいに怒ったり、いらいらしなくなった」。プロ17年目の初勝利がかかる最終日はキャリアで9回目、4月「関西オープン」以来の最終組。「楽しみは楽しみ。自分がやりたいことをやりたい」と落ち着いて話した。
同じく首位で出た比嘉一貴が2打差の2位。今季1勝の稲森佑貴が「66」で回り、通算13アンダー3位につけた。
ジェイ・チョイが12アンダー4位、石坂友宏、桂川有人、岩田寛の3人が11アンダー5位で続いた。
52歳の藤田寛之が48位から出て「65」をマークし、「66」で回った今季2勝の金谷拓実らと並んで通算10アンダー8位に順位を上げた。
24位から出た前回大会覇者の石川遼は3バーディ、4ボギーの「73」とスコアを落とし、アマチュアでただ一人、決勝ラウンドに進んだ杉浦悠太(日大)らと並んで通算5アンダー34位に後退した。
<上位の成績>
1/-18/上井邦裕
2/-16/比嘉一貴
3/-13/稲森佑貴
4/-12/J.チョイ
5T/-11/桂川有人、岩田寛、石坂友宏
8T/-10/秋吉翔太、金谷拓実、藤田寛之、杉山知靖、幡地隆寛、西山大広