ゴルファー日本一の称号は誰の手に マスターズ覇者が参戦
国内男子ツアーのメジャー今季第3戦「日本オープン選手権競技」は16日(木)から4日間、千葉県の千葉カントリークラブ梅郷コースで開催される。2014年の“ゴルファー日本一”の座を争い、予選会などを勝ち抜いた総勢140人(うちアマチュア16人)が火花を散らす。
茨城ゴルフ倶楽部で行われた昨年は荒天のため日曜日の最終ラウンドが順延となり、予備日の月曜日に競技を完了。21年ぶりに“5日間”で争われた戦いは、首位に3打差の2位から最終ラウンドをスタートした小林正則がメジャー初勝利を飾った。今年、開幕前の主役のひとりといえるのが、当時逆転負けを喫した小田孔明。今年は賞金ランキング2位で大会を迎える。会場の千葉CC梅郷Cは2011年に「ダイヤモンドカップ」を制した場所。悲願の日本タイトル獲得へ向け、舞台は整った。
秋に入り、その小田を上回って賞金ランクトップに立ったのが既にシーズン3勝をマークした藤田寛之だ。こちらもこの「日本オープン」の初タイトルを、のどから手が出るほど欲しているトッププレーヤーのひとり。キム・ヒョンソン(韓国)、宮里優作、谷原秀人ら中堅世代の実力者が優勝賞金4000万円を獲得すれば、賞金王争いに大きな影響を与えそうだ。
国内ツアーを主戦場とする選手たちにとって、とてつもない脅威になるのが推薦出場するアダム・スコット(オーストラリア)の存在だ。米ツアーの昨季最終戦から約1か月の充電期間を経て実戦復帰。言わずと知れた2013年「マスターズ」チャンピオンは、7年ぶりとなる日本での戦いでどんなプレーを見せてくれるだろうか。
【主な出場予定選手】
小林正則、池田勇太、岩田寛、S.J.パク、小田孔明、加瀬秀樹、片山晋呉、川村昌弘、キム・ヒョンソン、小平智、薗田峻輔、竹谷佳孝、谷原秀人、手嶋多一、藤田寛之、藤本佳則、宮里優作、宮本勝昌、室田淳、小木曽喬(アマ)、比嘉一貴(アマ)、古田幸希(アマ)