1997年 NST新潟オープンゴルフ選手権

細川和彦、67をマークして2打差の単独首位!

1997/08/02 18:00

須貝昇は残念だった。3日目は39-41の80。もう少し好調が続いてくれれば面白かったんだが。パットが入ってくれなかったのかな。もちろん一番ガックリきているのは本人。
沢田尚はまだ頑張っている。今日は74と必死のガマン。まだ可能性はある。前日言っていたように賞金を少しでも多く稼いでほしい。

もうひとり、また新人(?)が出てきた。服部直樹。プロ入りは8年前。32歳。 「プロになったばかりのころはドライバーが飛ぶことが嬉しかったし、プロなんだからティショットはドライバーと思い込んでいた」という。しかし去年の後半くらいから、間違いに気がついた。「トッププロほど無謀なことはしていないんですね。それから3Wやアイアンを多く使うようになりました。今日もドライバーは6回だけです」

名前の売れていない若いプロたちがガチャガチャやっている隙に、5バーディ、ノーボギーと上がっていたのは細川和彦。細川もしばらく冴えなかったのだが、暑い季節になってようやく本領発揮。「とにかく勝ちたい。初優勝組も多いし、丸山(茂樹)さんも頑張っているし。1年に1勝はしたい!」と細川。

「春先は気持ちが集中できていなかった。フィランソロピーで予選落ちして、尾崎直道さんのプレーをテレビで見て気がついた。気合が足りなかったんです。今はコースに入るときから気合が入ってます。やる気が起きてます」

プロもいろいろと研究することが多い。集中力を力説する細川。ティショット戦略を勉強した服部。明日は若手2人と細川が最終組。ひとつ前の組には、これも優勝がノドから手がでるほど欲しい小達敏昭がいる。

1997年 NST新潟オープンゴルフ選手権