1997年 PGAフィランスロピートーナメント

尾崎直道、貯金を増やして完全独走中

1997/07/05 18:00

初日からボギーなしの尾崎直道が、この日もノーボギー。3つのバーディを入れて68。2位に6打差をつけて完全独走モードに入った。
「出だしで1ピンぐらいの難しいパーパットが入って、2番バーディ、3番もすごくいいパー。いいスタートが切れた。もしスタートでつまづくと、後が本当に難しくなるから」という。 米ツアーでは一緒に戦った仲の水巻善典が、前半好調だったのに、途中の3パットからおかしくなった。自分にもその怖さがたっぷりあった。

スコアを伸ばそうというより、ボギーを叩かないようにと心がけてのプレー。グリーンが固く、ピン位置が難しい。どこかでつまづいてしまうと、あとに自信が持てなくなる。そんな恐ろしさのあるラウンドだった。
「チャンスはあったのにずっとバーディがなかったから、最後の18番ではトライしてやろうと思って」ドライバーでティショット。その賭けは成功して1パットバーディ。いいイメージで1日を終えることができた。いいラウンドだったという印象で終えることができた。

「優勝にリーチがかかったね。こうなったら完全試合。明日もボギーなしをテーマにしますよ。レコードかもしれないし。後からいくらでも追っかけておいで、でもボギーは打たないよ、と。とりあえずやるだけやってみます」
本当にやってしまいそう。

1997年 PGAフィランスロピートーナメント