1998年 ジーン・サラゼン ジュンクラシック

日替わりトップはT.ハミルトンが締めて2年ぶり勝利!

1998/09/27 18:00

入れ代わり立ち代わり首位が変化する目まぐるしい4日間だったが、最終日はT.ハミルトンが65と爆発して2年ぶりの優勝。最後に笑う者がもっともよく笑うという格言(?)があったような気がする。前日首位のC.フランコは5位まで後退してしまった。日本人選手では健闘した川岸良兼佐藤信人が首位に4打差の3位タイ。

ハミルトンはボギーなし。出だしからいきなり連続バーディとし、またインに入ってからは4バーディ。「嬉しい。ホッとしている。ここ2年間、最悪の状態だったから、もう二度と良いプレーはできないかと思っていた」
火曜日、アドレスで右腕がかぶりすぎていることを友人に注意された。ボールをカットに打とうという気持ちが強くなりすぎていたためという。「今まではいろんなことを考えすぎていた。1週間、そのアドバイスのことだけ考えてプレーした。そのうちだんだんショットが良くなり、パットも良くなっていった」
この2年、ゴルフを仕事ととらえてきた。楽しむことを忘れていた。だんだんコースに行くのが嫌になってきたという。「皆さんが会社にいきたくない、そう思うのと同じです」
難しく考えるな。リラックスして楽しくやろう。そう自分に言い聞かせるのだそうだ。

C.パリーもいいゴルフをしたのだが、ボギーが2つあったのが余分だった。「16番ロングがポイントだった。トッドがバーディをとるのはわかっていた。絶対にバーディが必要だった。しかし強く打ち過ぎてしまってカップに蹴られた」
続く17番ではボギー。これで勝負あり。「仕方がないね。これは流れというものだと思うよ」

1998年 ジーン・サラゼン ジュンクラシック