2000年 アジアパシフィックオープンゴルフ選手権 キリンオープン

首位に浮上は片山晋呉。米山、細川も上がってきた

2000/04/21 18:00

キリンオープン2日目。あいかわらずの悪天候が選手達を苦しませている。トップに踊りでたのは70の片山晋呉。2位には前日10位からの追い上げを見せた米山 剛、クラブを替えてから不調気味だった細川和彦が久々に顔を出した。林根基は今日だけで4オーバーとし、昨日の貯金を使って踏みとどまった。東聡今田竜二らの3人はトータルイーブンパーとし、5位につけている。

昨日と比べたら「風も雨もちょっとはやさしくなってるんじゃないかな」とは片山晋呉。ティショットがあたれば何とかなる、昨日ショートした場所も今日は乗せることを考えられた。今季春先はキリンとクラウンズに目標をさだめてきたという片山、今のところ上手くいっているといえるだろう。「こう打ちたいなと思う通りのショットが打てているので今日のゴルフは納得です」 1イーグル、1バーディ、2ボギーで1つ貯金が増えた。

「星野君もきっとここへ来るまでは『やれるな』というつもりで来たと思う。でもゴルフって技術とは全く別の精神的なものが大きく影響してくる。クラブハウスでの挨拶や、長い順番を待った練習場も先輩に譲らなければならない場面とか最初は辛いんじゃないかな」 コースに出る前に消耗してしまう部分もあるのだとアドバイス。

米山剛は前半をすべてパー。12番ではボギーを先行させたが、16番のバーディで戻して上がりでイーグルを決めた。これで2アンダー伸ばして2位とした。

アウトからスタートした細川和彦はオールパーと思いきや18番をバーディでしめくくった。ほとんどの選手がボギーを叩いている中でのボギーなし。「ここでゴルフを始めたからコースの怖さを知りすぎている。バーディチャンスが来るまで我慢したよ」

1つ順位を上げた今田竜二は5バーディ、5ボギーのパープレー。ジャンボは昨日の4オーバーに続き1打プラスして38位。

「納得いかない。何でこうなったのか・・・」とは星野英正。昨日は試合後、納得のいくまで練習した。今朝もいい感じで打てていたという。しかしプロの世界は厳しかったということか。2バーディ、5ボギー、1ダブルボギーとし、近藤智弘と共に10オーバー80位として今回予選通過にはならなかった。

6オーバー68位からスタートした伊沢利光は他の選手が伸ばせない中、67をマークして13位まで巻き返してきた。

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