松山英樹、4打差をつけてメジャー初制覇に王手!
国内男子◇日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 3日目◇総武カントリークラブ 総武コース(千葉)◇7,327ヤード(パー71)
首位を4打差で追ってスタートした松山英樹が7バーディ、3ボギーの「67」をマーク。最終18番ではグリーン奥のカラーからバーディをもぎ取り、2位に4打差のリードをつける通算8アンダー単独首位に浮上。今季2勝目、日本人ではツアー史上最速となるプロ4戦目でのメジャー初タイトルに王手をかけた。
通算4アンダーの単独2位で追うのは、昨年のチャレンジツアー賞金王、24歳の河野祐輝。通算3アンダーの単独3位に小平智、通算2アンダーの単独4位に藤田寛之が続く。通算1アンダーの5位タイに、大会連覇がかかる谷口徹のほか、平塚哲二、白佳和、ディネッシュ・チャンド(フィジー)、首位から陥落した藤本佳則がつけている。
<逆転、独走 松山英樹が2位に4打差をつける>
この男を、いったい誰が止めるのか。賞金ランキングトップを走る怪物ルーキー、松山がツアー3勝目となる今季2勝目、そして日本人史上最速となるプロ4戦目でのメジャー制覇へ王手をかけた。
出だしの1番、アプローチを寄せきれずボギー発進とするが「自然と集中できていった」と心は落ち着きを取り戻していく。3番(パー3)で5メートルを沈めて最初のバーディとすると、6番で2つ目を奪いトップに浮上。340ヤードドライブを見せた8番(パー5)から2連続バーディを決めて折り返し、後半は3バーディ、2ボギー。メジャーセッティングの前にスコアを落とした上位陣を尻目に、独走態勢を築いた。
予選ラウンド2日間とは向きの異なる風。しかし「コースのイメージが変わりましたけど、逆に上手く利用できた」と高い対応力を発揮した。「初めてトップで迎える最終日。落ち着いてプレーしたい」。後続とは4打差。怪物ルーキーに死角はあるのか。