今度こそ!怪物の完全復活か!?
2003/09/18 18:00
国内男子ツアー第19戦「ANAオープンゴルフトーナメント」が、北海道の札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開幕した。昨年はジャンボ尾崎が777日ぶりの優勝を飾ったが、今年は1999年の「フィリップモリス」以来4年ぶりの優勝を狙う川岸良兼が初日首位に立った。
スタートの1番ホールをバーディ発進した川岸は、5番パー5でイーグルを奪った。7番でボギーを叩いたが、その後5つのバーディを量産し7アンダーフィニッシュ。5月に行われた「フジサンケイクラシック」でも初日首位になったが、この時は序々に順位を下げ25位になっている。
昨年末に行われたクオリファイトーナメントで上位に入った川岸は、今シーズンほとんどの試合に出場する資格を掴んだ。ところが、これまで15試合に出場し予選通過がたったの3回。先週の「サントリーオープン」まで10試合連続予選落ちという最悪の結果になっている。今週はどこまで粘れるのか、このまま逃げ切り怪物川岸の完全復活をアピールしたいところだ。
その川岸と並び7アンダーで首位に立っているのは、同じミズノ所属の手嶋多一だ。7月の「アイフルカップ」で優勝した手嶋は、今シーズン15試合に出場しトップ10入りは8回。予選落ちは僅かに1回と川岸とは対照的に好調を維持している。賞金争いでは首位のトッド・ハミルトンには大きく水を開けられているが、2位につけている手嶋にも意地がある。今週は手嶋の週になるのだろうか。
昨年復活の優勝を飾ったジャンボ尾崎は、後半スコアを伸ばし2アンダー21位。明日以降の追い上げが楽しみになってきた。また、およそ2ヵ月ぶりにツアー復帰を果たした伊沢利光は、ホストプレーヤーとしても期待が高まっている。ところが初日は、1アンダー42位と出遅れてしまった。