今年こそは!? 宮本勝昌が初日から単独首位に立った!!
国内男子ツアー第13戦「サトウ食品NST新潟オープンゴルフ選手権競技」が、新潟県の中峰ゴルフ倶楽部で開幕した。この大会は開催時期が梅雨明けに重なることが多く、夏真っ盛りで暑さとの戦いになることも多いのだが、今年予報では週末まで晴れ間は拝めそうにない。そして前日から降り続いた雨は初日に入っても収まらず、予定されていたスタートを1時間遅らせる事態になった。
初日スコア伸ばし単独首位に立ったのは、昨年最終日に大学の1年後輩にあたる今野康晴に逆転を許し優勝を逃した宮本勝昌だった。午後スタートの宮本は、1番でバーディを奪うと5番パー5から3連続バーディを奪い勢いに乗った。551ヤードある12番パー5では、飛ばし屋の本領を発揮しイーグルを奪い、16番パー5もしっかりスコアを伸ばした。ノーボギーの完璧なラウンドで7アンダーをマークし、昨年のリベンジに向け好スタートを切った。
首位の宮本を1打差で追うのは、今年25歳になる小田孔明と谷原秀人の2人。先週行われた「全英オープン」に初出場を果たし谷原は、15オーバーを叩き予選落ちを喫したばかりだが、帰国後すぐに好スコアをマークしている。
日本ゴルフツアーから「全英オープン」には9名が出場したが、今週試合に出場しているのは谷原だけ。ゴルフの聖地での経験をバネに、ツアー2勝目を狙っている。今週は全英組を始め、国内トップクラスの欠場が目立つ。毎年暑さの中での戦いになるのと同時に、この大会の優勝賞金が通常の約半分しかないのも、選手たちを躊躇させる要因になっている。
ランキング上位選手がいない分、若手の選手にはチャンスが広がる。今シーズンはこれまで12戦行われているが、ツアー初優勝を果たしたのは谷原と星野英正だけ。次代を担う若手の活躍が期待される大会でもあるのだ。