3時間の中断を乗り越え、真板が単独首位をキープ
2003/05/31 18:00
茨城県の大洗ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「ダイヤモンドカップトーナメント」は、予報どおり雨に見舞われてしまった。12時を過ぎた時点で、大会本部から、コースコンディション不良のため一時中断が発表された。そして、3時間後に試合が再開。日没を迎えずに全選手ホールアウトすることができた。
初日7アンダーで単独首位に立った真板潔は、パー5のホールでバーディを奪うが、2ホール後にはボギーを叩く波に乗れない状態だった。終盤15番パー5、16番パー3で連続バーディを奪ったが、最も難易度に高い17番ホールでダブルボギーを叩いてしまった。それでも、周囲もスコアを伸ばしていないためスタート時の7アンダーで首位をキープしている。
5アンダー2打差の2位には、丸山大輔、友利勝良、トッド・ハミルトンの3人が並んでいる。雨のため、スコアを崩す選手が多かったが、丸山は2打、友利も1打伸ばしている。特に友利は、このような難しいコンディション時に力を発揮することが多い選手だ。最終日も悪コンディションが続くと友利が有利になるかもしれない。
今回会場となっている大洗は終盤に難しいホールが続いている。16番からの上がり3ホールがカギになるのだが、その3ホールで3オーバー以上叩いてしまった選手が10人もいた。上位勢には、2位のトッド・ハミルトン、そして2アンダー12位につけているジャンボ尾崎も3連続ボギーフィニッシュとなっている。
17番パー4では、バーディを奪った選手はゼロ。パーで切り抜けたのが31人。決勝ラウンドに進んだ71人中、半分以上の選手がボギーかダブルボギーを叩く結果になった。明日最終日はこの終盤のホールをどう切り抜けるかが勝負の分かれ目になりそうだ。