藤田寛之、宮里優作、すし石垣が首位タイで並んで決勝ラウンドへ
◇国内男子◇ブリヂストンオープンゴルフトーナメント2日目◇袖ヶ浦カンツリークラブ 袖ヶ浦コース(千葉県)◇7119ヤード(パー71)
雨模様の前日から一転し、この日は午前中から風がコースを吹き抜けるコンディション。選手ごとにスコアにばらつきが見られ、初日に単独首位発進した藤田寛之が「72」と1ストローク落として、一気に混戦模様となってきた。
通算6アンダーで藤田とともにトップタイに並んだのは、すし石垣と、この日「66」をマークした宮里優作。1打差の4位タイに連覇を狙う谷口徹のほか、イ・キョンフン(韓国)、山下和宏がつけている。
さらに1打差の4アンダー7位タイに藤本佳則、ドンファン(韓国)、プラヤド・マークセン(タイ)の3選手。2年ぶりの大会制覇がかかる池田勇太は、スコアを4つ伸ばして3オーバーの55位タイで決勝ラウンドに進出した。
<宮里優作 リズム良く首位タイに浮上>
先週行われた「日本オープンゴルフ選手権競技」では、地元沖縄県での開催ということで多くの期待を背負って戦った宮里優作。最終日も終盤まで優勝争いに絡む活躍を見せたが、残念ながらツアー初優勝を果たすことは出来なかった。
そして今週は用品の使用契約を結ぶブリヂストンスポーツ主催のため、ホストプロの1人として出場。予選2日間を終えて通算6アンダー首位タイとなった。「先週の疲れは正直あります。精神的な部分も大きかったですね」。それでも「今週もホストプロなのですが、コースも知っているし気分的にはだいぶ楽にラウンドできています」と、リラックスモードでスコアを伸ばした。
その“リラックス”はスイングにも好影響を与えている。「今日は風が吹いていたけど気にはなりませんでした。先週はあの強風でラウンドしていたので、自分だけでなくみんな背中が張っている状態だと思います。力みが取れたことで、良いリズムでスイングができています。あと2日、楽しみですね。優勝争いを繰り返すことが優勝への近道だと思っていますので」。自然体で試合に挑み、残り2日間も上位で戦うことを狙っている。