今野が首位タイに浮上! 石川は27位タイで決勝へ
◇国内男子◇長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップゴルフトーナメント 2日目◇ザ・ノースカントリーゴルフクラブ(北海道)◇7127ヤード(パー72)
首位を4打差で追って8位タイからスタートした今野康晴が8バーディ、1ボギー、この日のベストスコアタイとなる「65」をマーク。単独首位スタートのイ・キョンフン(韓国)を捕らえ、ともに通算10アンダーで首位に並び決勝ラウンドを迎える。
通算8アンダーの3位タイに、キム・ヒョンソン(韓国)、呉阿順(中国)、鈴木亨の3人。通算7アンダーの6位タイに、リャン・ウェンチョン(中国)、小田孔明、手嶋多一、I.J.ジャン、H.W.リュー(ともに韓国)の5人が続いている。88位タイからスタートした石川遼は、1イーグル、4バーディ、1ボギーの「67」と伸ばし、通算3アンダーの27位タイに浮上。ディフェンディングチャンピオンのキム・キョンテ(韓国)、今季2勝の藤田寛之はともに1オーバーの70位タイで終え、予選で姿を消している。
<今野康晴がベストスコアタイでトップに並ぶ>
通算7勝目をマークした2009年の「三井住友VISA太平洋マスターズ」以来、3シーズンぶりの勝利を狙う今野がビッグスコアで首位に躍り出た。出だしの10番でいきなり15メートルのバーディパットを沈めると、12番、後半1番でも10メートル以上を決めるグリーン上での驚異のプレー。ショットも好調で、後半3番、5番、7番ではいずれもショットをピンそば2メートル以内に絡めた。
「65」は武藤俊憲と並びこの日のベストスコア。今野にとっては、今季第2ラウンドで60台をマークしたのは2度目。「初日は良くても2日目が良くなかった。伸ばして行きたいけれど、大叩きもしたくない気持ちもあって硬くなっていた。今日は、のびのびやろうと思った」と“鬼門”を突破して安堵の表情を見せた。そして同大会では5度目の挑戦で初の予選通過だった。
腰痛、肩痛、首痛など故障を抱え、公傷による特別保障制度からシード選手に“復帰”したのが今年5月の「ダイヤモンドカップ」だった。ケガにより練習量も制限していたが「今週月曜日に芝の上から200球くらい打てた。ここ2、3年では初めて」と笑顔。「2日目にアンダーを出せたのはかなり良いんじゃないかと思う。予選を通った後の3日目、4日目はここまで良いプレーができていた」。自信も漂わせながら、決勝ラウンドに挑む。