深堀圭一郎が首位タイに浮上!石川遼は悪夢の大叩きで最下位に沈む!
千葉県にある袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースで開催されている、国内男子ツアー第19戦「ブリヂストンオープンゴルフトーナメント」の2日目。不安視されていた天候の崩れもなく、薄く覆った雲の隙間から時おり日差しがのぞくコンディションに恵まれ、初日に続きスコアを伸ばす選手が続出。連日のバーディ合戦が繰り広げられる中、深堀圭一郎とプラヤド・マークセン(タイ)が通算10アンダーで首位タイに躍り出た。
前週の「日本オープン」で3位に終わり、「悔しくて、久しぶりに日曜日に寝られませんでした」と明かした深堀。「まだ好調の部分が残っている」と、5バーディ、ノーボギーのラウンドに気を良くしていた。2005年の「ANAオープン」以降、勝利から遠ざかっている深堀。「優勝したいですね」と久々の勝利に向けて闘志を燃やしていた。
通算9アンダーの3位タイには、この日のベストスコアタイ「64」をマークした佐藤信人と、8位タイから浮上した片山晋呉の2人。単独首位からスタートした近藤智弘は、この日パープレーで回り通算7アンダーの7位タイに後退した。
3アンダーの18位タイからスタートしたアマチュアの石川遼(16=杉並学院高)は、ドライバーでは左右へのブレが目立つ上、アイアンの距離感も合わずに悪戦苦闘。出だしの1番、ドライバーで放ったティショットはフェアウェイをキープするが、「自分の中では良くなくて、(心に)ひっかかっていた」という不安が作用したのか、第2打でグリーンを外すなどボギーとしてしまう。「バーディを獲るべきでした」と振り返る2番パー5でも、ティショットを右の林、第2打はグリーンオーバーと不安定な状態が続き、バーディを逃してしまう。そして3番パー4もボギーとした後の4番パー4。ラフから放った第2打はグリーン右奥の斜面を転がり落ちてOBに。5オン2パットとし、痛恨のトリプルボギーで順位を大きく下げてしまう。
その後も7番、折り返し後の10番とボギーを重ねると、13番パー4では枝に当たった2打目がロストボールになるアクシデント。ツキにも見放され、このホールをダブルボギーとする。続く14番から3連続ボギー、最終18番パー5も1打目が木の裏に隠れてしまう不運に見舞われるなどボギーフィニッシュ。最終的には「中学に上がってからは記憶にない」という「86」を叩き、最下位となる通算11オーバーの100位で「日本オープン」に続く2週連続の予選落ちを喫した。
通算1アンダー、53位タイまでの65名が決勝ラウンドに進出。尾崎将司はカットラインギリギリで今季5度目の予選通過を果たした。石川を含む4人のアマチュアは予選で姿を消している。