池田堅守!石川遼が最下位から大躍進!
2010/12/03 16:38
東京都稲城市にある東京よみうりカントリークラブで行われている今季国内男子ツアー最終戦「ゴルフ日本シリーズJTカップ」の2日目、早朝は激しい雨が首都圏を襲い、第1組のスタート時刻は9時から10時へと変更された。すぐに雨は止んだものの、昼過ぎからは強い風が吹き始め、28名の選手たちを翻弄した。
この日、第1組からスタートしたのは初日最下位と出遅れた石川遼。しかし、石川は午前中の穏やかな天候を生かして前半だけで4バーディを奪って折り返す。12番に差し掛かった頃から強い風が吹き始めたが、後半も5バーディ1ボギーとまとめて、この日「62」と8つスコアを伸ばして、一気に6位タイへと浮上。最終ホールは大勢のギャラリーの前でチップインバーディで締め、「今日はうまくモチベーションを保ってプレーすることが出来た」と最下位からの巻き返しに達成感を漲らせた。
一方で、ほぼ1日中強風の中でのプレーとなったトップスタートの池田勇太は、前半こそ4番でティショットを曲げてダブルボギーを叩くなど苦戦を強いられたが、後半は3バーディノーボギーと耐えるゴルフでこの日も1つスコアを伸ばして通算8アンダー。首位をキープする好プレーに、「上出来ではないかと思います」と同じく納得の表情を浮かべた。
その二人に遅れをとる形となったのが、賞金ランクトップのキム・キョンテ。この日は1バーディ4ボギーとスコアを落とし、「(風の)コンディションは大丈夫だけど、先週からやっぱりパターがダメ」と、10位タイへと後退し肩を落とした。首位の池田を3打差で追う2位タイには、小田孔明、平塚哲二、藤田寛之の3選手がつけ、さらに1打差でブレンダン・ジョーンズが続いている。