2010年 三井住友VISA太平洋マスターズ

石川遼が今季3勝目! 逆転賞金王へ望みを繋ぐ!

2010/11/14 14:24
今季3勝目を挙げた石川遼。賞金王争いでもトップに約1,300万円差に詰め寄った!

静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催されている、国内男子ツアーの第22戦「三井住友VISA太平洋マスターズ」の最終日。首位タイからスタートした石川遼が7バーディ、2ボギーの「67」でラウンドし、通算14アンダーで今季3勝目を手にした。

スタートホールの1番をボギー発進とするも、その後は2度の3連続バーディを決めるなど着実にスコアを伸ばす。最後まで優位に試合を進め、最終的に2位に2打差をつけて逃げ切った。優勝賞金3,000万円を加算し、これで賞金ランクトップのキム・キョンテ(韓国)に約1,300万円差。逆転賞金王への可能性を大きく広げ、残り3試合を迎える。

通算12アンダーの単独2位にはブレンダン・ジョーンズ(オーストラリア)。最終18番でイーグルを奪い、一時は石川に1打差まで詰め寄ったが、中盤の伸び悩みが響いた。通算10アンダーの3位タイには、今田竜二谷口徹宮本勝昌の3人が続いている。

石川と同じく首位タイからスタートした藤田寛之は、序盤からボギーが先行するなど伸び悩み、兼本貴司と並び通算9アンダーの6位タイ。キム・キョンテは通算7アンダーの10位タイ。同じく10位タイで終えた伊藤誠道がベストアマチュアに輝いている。

ウィニングパットを沈め、勝利を噛み締めるように何度も小さなガッツポーズを繰り返した
今日の富士山と遼くん。ショット後に笑顔のサービス!?
首位タイからスタートした藤田寛之だが、ボギーが先行する苦しいラウンドが続いた
最終日に66と巻き返し、3位タイフィニッシュの今田竜二。3日目が悔やまれる結果に
ベストアマを獲得した伊藤誠道。いつかは隣の石川遼の位置で、優勝カップを掲げる日も来るはず
2番でチップインバーディを決めた今田竜二。随所に米ツアー仕込みのテクニックを披露してくれた
5番パー4でバーディを奪い、力強いガッツポーズ!勝利への強い意欲を感じさせる
13番パー3ではカラーからチップインパー。ボギーのピンチを凌いで大きなアクションを見せた
この日は12,326人のギャラリーが来場。特に最終組は、ものすごい熱気に包まれていた
2打差のリードをつけて18番グリーンに上る石川遼。大歓声に迎えられた
加藤キャディと笑顔の抱擁!
真紅のチャンピオンブレザーを身にまとう。赤のズボンとのコーディネートもバッチリ!
4打差の3位タイで終えた宮本勝昌。昨日の最終18番のダボが悔やまれる
3位スタートの甲斐慎太郎は13位タイに後退。通算2勝目への道のりは遠い・・・
バックナインで5バーディ! 3位タイに浮上して終えた谷口徹
石川遼に約1,300万円差に詰め寄られたキム・キョンテ。「もう1回、気持ちが締まると思う」
07年大会の覇者は、やっぱり強かった。イーグル締めで単独2位フィニッシュ
15歳と3ヶ月でのトップ10入りは、伊藤涼太の15歳と1ヶ月に次ぐ年少記録。次代のスター候補だ
この日2イーグルを記録する大暴れ!6位タイに浮上して終えた兼本貴司
カップに背を向けてバーディパットを打つ石川遼。恐ろしくアンジュレーションが強い8番グリーン

2010年 三井住友VISA太平洋マスターズ