2010年 サン・クロレラ クラシック

高山とチャンドが首位、猛チャージの石川は上位で最終日へ!

2010/07/31 19:19
9バーディを奪い予選最下位通過から8位タイにジャンプアップした石川遼

国内男子ツアー「サン・クロレラ クラシック」の3日目。ようやく強い日差しが降り注いだ夏空のもと、この日は第2ラウンドの残りと、引き続き決勝第1ラウンドを実施。雨の影響により柔らかくなっているグリーンの影響もあり、熾烈なバーディ合戦が演じられている。

第2ラウンドを終え、首位は通算10アンダーのディネッシ・チャンド(フィジー)。通算8アンダーの2位タイに、平塚哲二とW.リャン(中国)が続いた。石川遼はカットラインギリギリとなる通算3オーバーの60位タイで辛くも予選突破。片山晋呉池田勇太が通算イーブンパーの30位タイ。薗田峻輔は予選落ちを喫した。

第3ラウンドに入ると、上位はスコアの伸ばし合いの展開に。その中で「64」をマークした高山忠洋が通算15アンダーまで伸ばし、チャンドと並び首位に浮上して明日の決勝ラウンドを迎える。通算12アンダーの単独3位にリャン、通算9アンダーの4位タイに裵相文(韓国)と平塚哲二。通算7アンダーの6位タイに、丸山茂樹らが続いている。

ここで、高山以上の目覚しいプレーを見せたのが下位スタートの石川。前半で6バーディを奪うと、後半も3つのバーディを重ね、この日9バーディ、ノーボギー。コースレコードとなる「63」を叩き出し、一気に通算6アンダーの8位タイへと急浮上している。

前半6ホールで5ストローク伸ばしたウェンチョン・リャン
スコアを1つしか伸ばせず首位とは6打差の4位タイに後退
5バーディ、ノーボギーでラウンドした丸山茂樹が6位タイに浮上
長い戦いを終えて精根尽き果てた表情でクラブハウスに引き上げる
5ストローク伸ばして通算5アンダー。最終日は石川遼と同組対決だ
第3ラウンドは何度も石川遼のボールがピンそばで止まるシーンが見られた
久しぶりの快晴!北海道の日差しで手が日焼けした石川は冷たいタオルでアイシング
第2ラウンド最終ホールの9番でミスが続き予選落ちとなった薗田峻輔
第2ラウンドの6番で目玉状態のバンカーから脱出を図る石川遼
このショットはグリーンに届かず、さらに右手首に痺れを感じてしまった
この山頂が雲で隠れたら雨が降る!地元の方なら誰もが知っている確実な天気情報だ
スタート時にキャディバッグのストラップが壊れて「ガシャン」と強烈な音を立てた
石川が最終18番のテショットを打つ時、すでに背後には夕闇が迫っていた

2010年 サン・クロレラ クラシック