2007年 東建ホームメイトカップ

今季開幕戦を制したのは、ツアー初優勝を遂げた上田諭尉!

2007/04/15 00:00
幕戦で悲願の初優勝を遂げた上田諭尉

三重県の東建多度カントリークラブで行われている、国内男子ツアーの開幕戦「東建ホームメイトカップ」の最終日。2位と3打差の単独首位でスタートした上田諭尉が通算8アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を飾った。

通算8アンダー単独首位からスタートした上田諭尉は、序盤はパーでしのぐ我慢のゴルフが続く。そして前半を1オーバーで折り返し、迎えた12番パー5。ここで起死回生のイーグルを奪い、このまま後続を突き放す、かに見えた。続く13番でボギーを叩くと、その後はパーが続く苦しい展開に逆戻り。後続に1打差まで詰め寄られる緊迫した展開となったが、結局スタート時と同じ通算8アンダーで何とか逃げ切り、悲願の初優勝を飾った。

1打差まで迫りながら単独2位に終わったのが、韓国期待の新鋭、ドンファン。首位と4打差からスタートしたドンファンは、バックナインに入りスコアを3つ伸ばす猛追を見せたが、初勝利は次戦以降にお預けとなった。

続く通算6アンダー3位タイには、オーストラリア出身のスティーブン・コンラン中川勝弥の2人。首位と3打差の単独2位からスタートした武藤俊憲は、8番ティショットでOBを叩くなど最終的には通算4アンダー、7位タイで競技を終えた。

通算1オーバーの17位タイからスタートした尾崎将司は、この日は切れ味鋭いショットがよみがえり「69」をマーク。順位は20位タイと下げたものの、“ジャンボ復活”を予感させる開幕戦となった。

昨年のシニア賞金王、室田淳は5位タイフィニッシュ
1打差で優勝を逃したドンファン。ツアー初優勝も近いだろう
8番ティショットのOBが大きく響いた武藤俊憲
途中2位にまで順位を上げた立山光広。初優勝はお預けとなった

2007年 東建ホームメイトカップ