男女同時開催の豪ナショナルオープン 星野、久常、比嘉ら出場

◇欧州男子◇ISPS HANDAオーストラリアオープン 事前情報◇オーストラリアンGC（6609yd／パー71）、レイクスGC（6248yd／パー72）◇オーストラリア

賞金総額170万豪ドル（約1億6643万円）のかかったオーストラリアのナショナルオープンが、同国最大の都市シドニーを舞台に30日（木）に開幕する。

ナショナルオープンとしては異例の男女同時開催のフォーマットで行われ、予選ラウンドはオーストラリアンGCとレイクスGCを交互にプレーし、決勝ラウンドは男女ともにオーストラリアンGCをプレーする。

156人が集結した男子のフィールドには、前年覇者のアドリアン・メロンク（ポーランド）をはじめ、同コースで行われた19年大会を制したマット・ジョーンズ、前週の「オーストラリアPGA選手権」でツアー3勝目を挙げたミンウ・リー、09年大会覇者のアダム・スコット、キャメロン・スミスら地元出身の実力者たちが顔をそろえた。ことしの「アジアパシフィックアマ」を制したジャスパー・スタッブス（オーストラリア）も参戦する。

日本勢は久常涼、桂川有人、星野陸也、比嘉一貴、アマチュアの本大志（東京・目黒日大高3年）の5人がエントリーした。前週、欧州ツアー自己最高の2位フィニッシュと好調な星野は勢いそのままにツアー初タイトルをつかみたいところ。

大会は2024年「全英オープン」（スコットランド・ロイヤルトゥルーン）の予選会を兼ねており、有資格者を除く上位3人に出場権が付与される。

84人が出場する女子は、ディフェンディングチャンピオンのアシュリー・ブハイ（南アフリカ）や、ミンウの姉で米ツアー10勝のミンジー・リー（オーストラリア）、日本ツアーのシーズンを終えた申ジエ（ともに韓国）らがフィールドに名を連ねた。日本勢ではことし1月の「オーストラリア女子アマ」を制した橋本美月（東北福祉大3年）や杉原彩花が出場する。

＜主な出場予定選手＞
アドリアン・メロンク、マット・ジョーンズ、アダム・スコット、久常涼、桂川有人、マーク・レイシュマン、ミンウ・リー、キャメロン・スミス、ホアキン・ニーマン、星野陸也、比嘉一貴、本大志（アマ）、ジャスパー・スタッブス（アマ）