2009年 マスターズ

大会記録更新のバーディラッシュでC.キャンベルが単独首位

2009/04/10 10:45

今年で第73回を迎える「マスターズ」が、ジョージア州オーガスタのオーガスタナショナルGCで開幕した。大会初日は抜けるような青空となり、1日中ほとんど風も吹かず、絶好のコンディションに恵まれた。

06年にコースが改修されて以来、今年は1番ティが10ヤード前に出されて、総距離が短くなった。オーガスタナショナルのチェアマン、ビリー・ペイン氏は天候不順だった過去2年間とは異なり、週末まで好天が予想される今大会が今後のコース改修へのテストになると話していたが、その期待に応えるかのように各選手が好スコアを叩き出した。

昨年の初日はアンダーパーが18人だったが、今年は38人に増えた。中でも圧巻は、初日の1番から大会記録となる5連続バーディを奪い、さらに後半も12番から4連続バーディを記録して、一時はコースレコードの「63」に迫る9アンダーまでスコアを伸ばしたチャド・キャンベル。上がり2ホールに連続ボギーを叩いて通算7アンダーに後退したが、単独首位で初日を終えている。

通算6アンダーで1打差の2位タイに続くのは、ジム・フューリックハンター・メイハンの2人。さらに1打差の4位タイには日本ツアー賞金王の実力を見せつけた片山晋呉が、ラリーマイズと共に続いている。

一方、今大会が「マスターズ」デビュー戦となる今田竜二石川遼は、共に1オーバーの51位タイ。首位と10打差以内、もしくは44位タイまでの予選通過の当落線上で明日の2日目を迎えることとなる。

2009年 マスターズ