若武者R.マキロイ、悲願の初勝利！

UAEのドバイにあるエミレーツGCで開催されている、欧州男子ツアー第9戦「ドバイデザートクラシック」の最終日。19歳のロリー・マキロイ（北アイルランド）が通算19アンダーで逃げ切り、ツアー初優勝を手にしている。

2位に2打差の単独首位で最終ラウンドを迎えたマキロイ。スタートから3連続バーディと最高のスタートを切るも、その後、ダブルボギーなどで振り出しに。しかし、前半上がりホールのバーディで息を吹き返すと、ここから13番まで5連続バーディ。勝負は決したかに思われたが、15番からは初優勝の重圧がのしかかったのか3連続ボギー。しかし、後続に1打差まで詰め寄られて迎えた最終ホールではプレッシャーに打ち勝ち、冷静にパーパットを沈めて初優勝を遂げた。今後どこまでの成長を見せてくれるのか、今季のマキロイからは目が離せない存在となるだろう。

そのマキロイを追い詰めたのは、イングランドのジャスティン・ローズ。16番まで、1イーグル、3バーディ、1ボギーと着実にスコアを伸ばし、17番では4日連続となるバーディを決め、通算18アンダー。マキロイに追いつきかけたが、最終ホールでバーディを奪えず、マキロイの逃げ切りを許し、単独2位で大会を終えている。

通算17アンダーの単独3位にはヘンリック・ステンソン。続く通算16アンダーの4位タイには、ポール・ケーシー（イングランド）、マーティン・カイマー（ドイツ）、ロバート・カールソン（スウェーデン）の3人が並んだ。