片山晋呉踏ん張って3位タイ、最終日に望みつないだ
全米プロゴルフ選手権の3日目、片山晋呉が最終組でスタート。笑顔は絶えなかったが、スコアが思うようには伸びなかった。スタートホールのセカンドショットをグリーン奥のバンカーに入れたが、落ち着いてパーセーブ。2番、3番はバーディ外しのパー。
4番パー3に入った片山はティショットを右のバンカーへ。この大会2つ目のボギーを叩き8アンダーに後退した。しかし、8番でバーディを取り返し、10番でもバーディ。12番パー5はピンハイ6メートルに2オンし、イーグル逃しのバーディで11アンダー首位に並んだ。
この日片山と並び首位でスタートしたD.トムズは、ショットの好調を維持し、5、6番と連続バーディで抜け出したが7番でボギーを叩き10アンダーで前半を終了。しかし、後半は13番でバーディを奪い、15番パー3では200ヤードを超える距離でなんとホールインワンを達成。これで13アンダーの単独首位に立った。そして最終18番でもバーディを奪い14アンダー、2位2打差のリードを奪い最終日を迎えることになった。
14番までトムズと並んでいた片山だったが、トムズのホールインワンに動揺したのか、この15番では奥のバンカーから寄せることができず2つ目のボギーを叩いた。続く16番はティショットをラフに入れたが、2打目で脱出に成功、3打目でピンそばに寄せパー。17、18番は池に入ってもおかしくないショットだったが、17番は杭に当たってセーフ。18番は池でワンバウンドして助かりパーセーブに成功しトムズに4打差の3位タイとなった。
最終組の1つ前を行くP.ミケルソンが、気合いの入ったゴルフを見せた。1番でいきなりバーディを奪い首位に並んだが、3番でダブルボギーを叩いた。しかし、直後の4、5番ホールで連続バーディを奪い再び11アンダーに浮上。その後も攻め続け14番で13アンダーの単独首位に立った。しかし、攻めるが故にトラブルにも恵まれ15、17番のパー3でボギーを叩き12アンダーでフィニッシュ。単独2位で最終日の逆転を狙う。
6アンダーでスタートしたD.デュバルは、この日スコアを3つ伸ばし9アンダー単独5位。まだまだ逆転可能な位置につけている。イーブンパーで予選通過したT.ウッズは、チャージをかけるかと思われた。というのも9番パー4では、残り80ヤードのセカンドショットを2バウンドで沈めイーグルを奪ったからだ。しかし、気合は相変わらず空回りでこの日スコアを1つ伸ばしただけだった。
また、丸山茂樹は12番パー5のバーディでアンダーパーしたが、14番から3連続ボギーで再びオーバーパーに。最終18番では下り10メートル以上のバーディパットを沈め、1オーバーの50位となっている。