E.エルス追い上げ実らず、L.ウェストウッドが逃げ切った!!
2003/09/29 09:00
2003年欧州ツアー第35戦『ダンヒルリンクス選手権』が、スコットランドのセントアンドリュースオールドコース、カーヌスティとキングスバーンズの3コースで開催された。この大会は、予選3ラウンドを各コースで行い、4日目に決勝ラウンドがオールドコースで行われた。
16アンダーの単独首位からスタートしたイングランドのリー・ウェストウッドに、南アフリカのアーニー・エルスが猛追。しかし、8月に行われた「BMWインターナショナルオープン」で優勝したウェストウッドが、後半も落ち着いたプレーで1打差をキープしシーズン2勝目を果たした。
前日キングスバーンズをラウンドしたウェストウッドは、9番ホールでアルバトロスを達成。その勢いで3日目は10ストローク伸ばした。最終日は2番ホールで、今大会初めてのボギーを叩いたが、その後は崩れることなく順調にスコアを伸ばした。7番から3連続、1ホールおいて12、13番でも連続バーディ。3年間優勝から遠ざかり、スランプにあえいでいた選手とは思えぬ強さを見せてくれた。
惜しくも1打足りなかったエルスは、この日9バーディ、1ボギーという内容だったが、1つのボギーが効いてしまった。8、9番連続バーディの直後のボギーは流れを掴む意味でも避けたかった。しかし、ここで崩れないのがエルスの安定した強さの秘訣。その後も5バーディを奪い20アンダーの単独2位でフィニッシュ。賞金王に向けてまた一歩前進した。