2011年 ドバイ・ワールドチャンピオンシップ

L.ドナルドが前人未到の快挙、W賞金王を戴冠! 最終戦を制したのはA.キロス

2011/12/12 08:08
最終戦を制したA.キロスと、欧州&米国ツアーのW賞金王に輝いたL.ドナルド 【前田直子(マエティコ)】

◇欧州男子◇ドバイ・ワールドチャンピオンシップ最終日◇ジュメイラ・ゴルフエステーツ(UAE)◇7,675ヤード(パー72)

通算14アンダー単独首位からスタートしたアルバロ・キロス(スペイン)が通算19アンダーで逃げ切り、今季2勝目を有終の美で飾った。3連続バーディとロケットスタートを切ったキロスだったが、2打差を追うポール・ローリー(スコットランド)が前半に5つのバーディを奪う猛追で一時は逆転を許した。しかし粘りを見せたキロスが1打差のリードで迎えた18番(パー5)、渾身のイーグルパットをねじ込み、ローリーに2打差をつけて優勝を飾った。

通算16アンダーの単独3位には、今シーズン、米国・欧州両ツアーの賞金王タイトルのかかったルーク・ドナルドが「66」をマークしてフィニッシュ。W賞金王戴冠には、今大会9位以内でのフィニッシュが必須条件だったドナルドが、3日目に4位に浮上。最終日も世界ランクトップの貫禄を見せつけて前人未到の快挙を成し遂げた。

通算14アンダーの単独4位にはピーター・ハンソン(スウェーデン)、通算13アンダーの単独5位にチャール・シュワルツェル(南アフリカ)がフィニッシュしている。

今大会で2011年の欧州ツアーの全日程が終了し、賞金王のドナルドはボーナス(賞金ランク上位15位までに与えられる)として150万ドル(約1億1,550万円)を手にした。賞金ランク2位にはロリー・マキロイ(北アイルランド)、3位にはマーティン・カイマー(ドイツ)が続いている。

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