2011年 マスターズ

C.シュワルツェルがメジャー初優勝!遼は20位、ローアマの松山は27位

2011/04/11 09:00
南ア勢で3人目の優勝を果たしたC.シュワルツェルは、昨年覇者のP.ミケルソンからジャケットを受け取る

今季のメジャー第1戦「マスターズ」は10日(日)、ジョージア州オーガスタナショナルGCで最終ラウンドを行い、首位に4打差の2位タイから出たチャール・シュワルツェルが「66」をマークして通算14アンダーとし、逆転で米国PGAツアー及びメジャー大会初優勝を飾った。南アフリカ勢がマスターズを制覇したのはゲーリー・プレーヤートレバー・イメルマンに続き3人目。日本の石川遼は通算3アンダー20位タイ、松山英樹は1アンダー27位タイだった。

前日9日の第3ラウンドを終えて2位に4打差をつけてトップに立っていたロリー・マキロイ(北アイルランド)が序盤にスコアを落とし、優勝争いは混沌。一時は1打差以内に猛チャージを見せたタイガー・ウッズら7人がひしめく大混戦となった。その中、シュワルツェルは15番から4連続バーディを奪って単独トップに浮上し、2打差でジェイソン・デイアダム・スコット(ともにオーストラリア)を振り切った。

通算10アンダーの4位タイに「67」をマークしたウッズ、オーストラリアのジェフ・オギルビー、イングランドのルーク・ドナルド。ウッズは2005年大会からマスターズで7年連続トップ10入りした。

1アンダーの30位タイから出た石川遼は2番(パー5)で2オンに成功し、オーガスタで初のイーグルを奪取。最後は17番から2連続バーディで自身初の決勝ラウンドを締めくくった。1イーグル、4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの「70」で回り通算3アンダーの20位タイで3度目のマスターズを終えた。

史上初の日本人アマチュアとして出場し、19歳1か月の日本人最年少で決勝ラウンドに進出した松山英樹は3アンダーの18位タイからスタートし4バーディ、6ボギーの「74」。通算1アンダーの27位タイでフィニッシュした。今大会に出場したアマチュア6選手の中で予選を通過したのは松山のみで、日本人史上初のローアマチュアを獲得した。

石川遼松山英樹の4日間のそれぞれのスコアは以下の通り
石川:71-71-73-70(285:-3)
松山:72-73-68-74(287:-1)

1番でボギーを叩き思わず舌が!この時点では余裕もあったが・・・(Jamie Squire/Getty Images)
8番パー5でイーグルを奪い渾身の雄叫び!優勝争いに加わった(Andrew Redington/Getty Images)
悪夢の10番、左サイドのキャビン前から脱出を試みるR.マキロイ(Andrew Redington/Getty Images)
2番パー5、マスターズで初めてのイーグルを奪った石川遼(David Cannon/Getty Images)
目の肥えたパトロンたちも釘づけになるほど切れの良いショットを見せる松山英樹(Jamie Squire/Getty Images)
パー3コンテストの覇者ルークは出入りの激しいゴルフで10アンダー4位タイ(Harry How/Getty Images)
「ヘイ-ユー、ちょっと邪魔ですよ」カメラマンを指さすイアン・ポールター(Andrew Redington/Getty Images)
カプルスお得意のポーズ!さあ、打ちますよ(Andrew Redington/Getty Images)
13番、15番とマスターズの見せどころで2つのイーグルを奪ったB.バンペルト(David Cannon/Getty Images)
3番パー4でイーグルを奪いチェ・キョンジュとグータッチをするC.シュワルツェル(Jamie Squire/Getty Images)

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