スコットの猛追に遭うもエルスの辛勝

オーストラリアのビクトリアにあるロイヤルメルボルンGCで開催されている、欧州男子ツアーの第5戦「ハイネケンクラシック」の最終日。22アンダー2位以下に8打差をつけて最終日を迎えたアーニー・エルス。誰もが彼の優勝だと思っていたが思わぬ展開になった。

強風が吹き荒れる中スタートしたエルスは、4番でトリプルボギーを叩くなど前半のスコア“42”と6つスコアを落とし、通算16アンダーまで後退。そこに付け込んだのは地元オースラリア若手のホープであるアダム・スコットだ。14アンダー2位からスタートしたスコットは、前半スコアを3つ伸ばして16アンダー。8打差あったエルスに並んだ。

しかし後半に入るとエルスは意地を見せ、12番から14番まで3連続バーディを奪い、再び2打差に広げる。スコットも17番でバーディを奪い1打差にするが反撃もここまで。エルスが通算20アンダーで辛くも逃げ切り、この優勝で大会3連覇を達成した。