2011年 クラフトナビスコチャンピオンシップ

有村、会心のイーグル奪取で好スタート!

2011/04/01 11:50
好調なウッドとショートゲームでアイアンの不調をカバー。好スタートを切った有村智恵

「クラフトナビスコチャンピオンシップ」初日、7時40分にインコースからスタートした有村智恵が会心のプレーを見せた。「朝からアイアンショットの調子が悪かった」と不安を抱えていたが、「逆に集中力が増して、最後まで途切れることがなかった」とプレーは好転。ドライバーやフェアウェイウッドに加え、パットとアプローチが冴え渡った。

序盤の11番パー5では、花道からのアプローチをピンに絡めてバーディ先行。14番パー3では、セミラフから5メートルをウエッジで沈めてチップインバーディを奪う。前半を3バーディ、1ボギーで折り返すと、2番パー5でさらに加速を見せる。残り250ヤードの2打目をスプーンで2オンに成功すると、「まっすぐの上りだったのでチャンスだと思った」という10メートルを捻じ込みイーグルを奪取。最終9番パー5も、50ヤードの3打目があわやイーグルという絶妙のアプローチ。この日1イーグル、4バーディ、2ボギーの「68」でホールアウトし、4アンダー5位タイと好スタートを切った。

ウッドとショートゲームが好調ならば、パー5でバーディを獲れる確率は格段に高まる。この日4つのパー5で3ストローク伸ばし、「ロングできっちり獲れている。このようなゴルフをしなければ良いスコアで回れないことは分かっていたので、良かったです」と、してやったりの表情。有村の生命線であるアイアンの不調を見事にカバーした。

「メジャーで良い成績を残すには、4日間、最後まで集中力を切らさないことが大事。明日からも気を引き締めてプレーしたい」。渡米前、「日本に明るいニュースを届けることがつとめ」と話していた有村。早くも、その気概を結果で示している。

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