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「いま僕はココにいます」Vol.138 カタール編

人は彼のことを“旅人ゴルファー”と呼ぶ。川村昌弘・28歳。2012年のプロデビューから活躍の場は日本だけでなく、ユーラシア大陸全土、そのまた海の向こうにも及ぶ。幼い頃から海外を旅することこそが夢で、キャリアで巡った国と地域の数は実に70に到達。キャディバッグとバックパックで世界を飛び回る渡り鳥の経路を追っていこう。

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プロゴルファーの川村昌弘です。
いま僕は、ドーハにいます。

今週は欧州ツアー(DPワールドツアー)「コマーシャルバンク カタールマスターズ」に出場します。直近2年は同じドーハ地域でも、新興エリアにあるエディケーションシティGCで行われていた大会は、3年ぶりにドーハGCで開催されます。

こちらはクラシカルな自分好みのコースで、本当に楽しみにしてきました。前回から改造されたグリーンが少し大きくなり、芝も張り替えられて硬く速くなっています。

2週前の「マイゴルフオープン ホステッド バイ ピーカンウッド」を終えて、一度南アフリカから日本に帰国。1週間のオフを経て、今週月曜日(21日)に成田空港から出国した際、ちょっとしたトラブルがありました。

当初はカタール航空でドーハへの直行便を予約していたのですが、カタール入国に必要な“QRコード”を取得するための書類に不備があることが発覚。すぐに欧州ツアーに発行手続きを取ってもらうも出発時刻に間に合わず、あえなくキャンセルする羽目になったのです。

翌日の同じ便に乗るべきか…とあきらめかけたその時、ふと隣を見ると、エミレーツ航空のカウンターが。聞けば、ご近所のアラブ首長国連邦(UAE)・ドバイ行きの最終便があるというではありませんか! ただし普段、長距離移動で身体を気遣って選ぶビジネスクラスが満席。空いているのは約70万円のファーストクラスか、7万円のエコノミークラスとのこと…。

“究極の選択”は悩んだ末に、エコノミーをチョイス。11時間のフライト中、なかなか寝付けないかもしれないと心配でした。毛布にくるまり、目を覚ますと、まだ飛行機は地上のはるか上空。「やっぱりビジネスじゃないと“寝て、起きたら到着”というわけにはいかないなあ」なんて思って時計を見たら、着陸の1時間半前でした。しっかり、8時間は眠れたわ…。

さて、ドバイに到着したところで欧州ツアーから連絡が入り、無事にカタールに入国できることになりました。しかし、ドバイからドーハまでの座席を指定できないエコノミー席がなんと15万円! たった1時間のフライトが大出費になりました…。

旅人ゴルファー

Profile

川村昌弘
川村昌弘Masahiro Kawamura
1993年6月25日・三重県生まれ。5歳の時に父と一緒にゴルフを始め、小学生時代には全国大会の常連選手に。ジョーダン・スピースやジャスティン・トーマスらと出場したフランスでのジュニア大会をきっかけに将来の海外転戦を夢見る。高校卒業後にプロ転向し、2013年に20歳で出場した日本&アジアン共同主管大会「アジアパシフィックパナソニックオープン」でツアー初優勝を飾り、海外進出の足がかりを得た。
川村昌弘選手の略歴・戦績はプロフィールページで

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