By PGATOUR.COM wire services

そして最後にもうひとつ、大きなサプライズが待っていた。

今大会はアーンストにとってまだ米国ツアー9試合目だった。彼は世界ランキング1,207位。彼がこのクエイルホローへの招待を受けた電話を受け取った時、彼はWeb.comツアー参戦のためにジョージア州アセンズに向かって運転中だった。

＜＜　下に続く　＞＞

「いまのこの気持ちは、本当に信じられないよ」と、アーンスト。彼は今週どの大会を目指すかも定かではなかったが、今は次の目標がはっきりと定まっている。

今回の優勝で彼は、来週の「ザ・プレーヤーズ選手権」への出場権を得た。彼はWGCのトーナメント2試合への出場、「PGAチャンピオンシップ」、そして来年カパルアで開催される「ヒュンダイトーナメント」、更には来年4月の「マスターズ」への出場も手に入れたのだ。

シャーロットに向かう前にジョージアでレンタカーを交換したので、別の営業所への返却手数料の1,000ドルを払う必要がなくなったアーンストは、この勝利で2年のツアー選手資格の延長と120 万ドル（約1億2千万円）の賞金を手に入れた。

リンは今週、通称「グリーンマイル」で知られる魔の上がり3ホールでボギーを一度も叩くことなく、4日間合計で4つのバーディを奪った。彼は最終日の16番ホールで70フィートのチップインバーディを決めたが、3日目にも17番ホールで55フィートのチップインバーディを、そして2日目には18番ホールで40フィートのチップインバーディを連発した。

しかし彼はこれまで素晴らしいプレーをしてきたグリーンマイルで、最後の最後でミスを犯してしまった。

プレーオフのティショットを左のクリークに打ち込んでしまったリンのボールは、彼の足もとより遥かに高い位置の深いラフに止まった。アーンストの3番アイアンがバーディチャンスとなるまでは、リンはレイアップしようと考えていた。しかし彼はアーンストに並ぼうと果敢にもピンを狙ったが、ミスショットとなりボールはバンカーにつかまってしまった。続くバンカーショットでもグリーンを捕えることができず、その次のアプローチでピンそば5フィートまで運びボギーパットを残したが、彼がそのパットを打つことなく勝負は決まった。

「今日はドライバーの調子が良かったわけではなかったんだ。だからプレーオフでもティショットを曲げてしまい、そしてバンカーショットにも失敗してしまった」と、リンは振り返った。