アマチュアのダンが85年ぶり快挙へポールポジション 松山英樹は5打差
2015年 全英オープン
期間:07/16〜07/19 場所:セントアンドリュース(オールドコース)(スコットランド)
メジャー3連勝へ1差 スピースがバウンスバック
歴史的な瞬間が確かに訪れようとしている。2015年「全英オープン」は19日(日)、連日の中断により1日遅れの第3ラウンドが行われ、5アンダーの14位タイから出たジョーダン・スピースは7バーディ、1ボギーの「66」を叩き出し、通算11アンダー。首位に1打差の4位に再浮上し、逆転でのメジャー3連勝へ大きく前進した。
セントアンドリュース・オールドコースの最北端、海風が一層強くなるインコースの序盤で、スピースにスイッチが入った。9番で2mのパーパットを外し、怒りでキャディバッグを強く叩いた直後、手前から5mを沈めた10番から一気に3連続バーディを奪取。一時はトップに立って猛然と優勝戦線に復帰した。
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大雨、強風の影響で2日かかった「72」の第2ラウンド。停滞の原因はとりわけパッティングにあった。18ホールで37パット。
この日は普段以上にスタート前の練習を増やし、アライメントの問題点を発見したという。
28年ぶりに最終ラウンドが持ち越された月曜日は、再び荒天の予報。「あしたは誰が一気に出てくるか分からない。このコースはいくらでもバーディが出る。ひしめき合ったリーダーボードだ」
4月の「マスターズ」と6月の「全米オープン」の優勝が自らに与えたのは、重圧ではなく自信だと続けてきたスピース。きょうも同じだった。1953年のベン・ホーガン以来の快挙、グランドスラムへの道筋は開けた。(スコットランド・セントアンドリュース/桂川洋一)
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