<仲間たちの練習量を目の当たりにして発奮した今野康晴>
2000年 日本プロゴルフマッチプレー選手権プロミス杯
期間:08/31〜09/03 場所:ニドムクラシックコース(北海道)
伊沢敗退。飛ばし対決(?)は芹沢勝利
1回戦、16試合が終わった。注目カードのひとつ伊沢利光・河村雅之は河村。復調期待の尾崎健夫はやはりまだ無理だった。飛ばし屋・飛ばない屋対決と興味をもたれた小山内護・芹沢信雄は芹沢。だからマッチプレーは面白い。18番あるいはエキストラホールまでもつれこむ試合の多い初日だった。
「いやー、調子はまあまあだったんですが(伊沢が)お疲れで調子よくなかったみたいで、いい勝負をさせてもらいました。これから帰りの飛行機をキャンセルしないと」と河村雅之。18番で伊沢が追いつかれ、22ホール目でこれも伊沢ボギーで決着。確かに「最後はスッキリしませんでしたけど(河村雅之)」という展開だった。
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ギリギリ先週になって出場が決まった杉本周作は3番で1アップとしたものの5番、8番、12番、16番とストレートに落として2ホール残しの敗退。「マッチは本当に胃が痛い。今日はパットを入れまくりました。ショットはあちこち行ってましたけど、スコアは6アンダーでしたから。杉本くんも3アンダーくらいだったと思いますよ」と勝った佐藤信人。
決して心臓が弱くはなさそうな佐藤信人だが「マッチは緊張して、1回戦でもドキドキします。ついてました」
手島多一はD.スメイルに負けた。手島は16番で落として1ダウン。しかし17番では回復し、最後の18番でついに力尽きた。「マッチプレーは10年ぶり。慣れるまで大変だったが、面白かった。今日の勝因は運。それだけです」とスメイル。
R.バックウェルと戦った今野康晴は前半有利に進めて7番で2アップ。しかしズルズル落ちて9番ではイーブン。12番でまた1ホールリードはしたものの15番で追いつかれ、エキストラ20ホール目で敗退した。バックウェルは「2人ともとてもいいプレーができたと思う。2人ともバーディが多かった。どっちが勝ってもおかしくはなかったと思う。今野サンはとてもジェントルマンなので、一緒に回れてよかったです」
(注) マッチプレーの結果で2-1(2エンド1)とは1ホール残して(17番で)2アップの勝ち。19H 1upはエキストラホール19番ホールで勝負が決まり1アップ勝利の意味です。18番で決着がついた場合は1up、あるいは2upとなります。