ラームのメジャー連勝は 松山英樹、比嘉一貴、星野陸也が出場
◇メジャー第2戦◇全米プロゴルフ選手権 事前情報◇オークヒルCC(ニューヨーク州)◇7394yd(パー70)
ジョン・ラーム(スペイン)が制した「マスターズ」から1カ月、次なるメジャーが“プロゴルファー世界一決定戦”で再び幕を開ける。全米プロゴルフ協会(PGAオブ・アメリカ)主催の大会。熱戦の火ぶたは18日(木)に切られる。
ことしの会場はニューヨーク州北西部、オンタリオ湖岸のロチェスターにあるオークヒルCC。2013年大会以来、10年ぶり4回目の開催で、同年はジェイソン・ダフナーが優勝した。アップダウンもある林間コース。パー70の設定は変わらず、総距離が約230yd伸びた。
オクラホマ州サザンヒルズCCでの前回大会はジャスティン・トーマスが大会2勝目を挙げた。プレーオフでぶつかったウィル・ザラトリスは長引く腰痛の影響でエントリーを見送り。最終日に逆転負けしたミト・ペレイラ(チリ)は「LIVゴルフ」勢の一画として、新リーグで今季2勝のテーラー・ゴーチ、マスターズ2位のブルックス・ケプカらと戦う。
2023年に入って4勝を挙げ、世界ランクをリードするラーム、同2位のスコッティ・シェフラーは初のワナメーカートロフィ獲得をかけてティオフ。失意の予選落ちでオーガスタを去ったロリー・マキロイ(北アイルランド)は9年ぶりの大会3勝目がターゲットになる。4位のパトリック・カントレー、5位のザンダー・シャウフェレ、6位のマックス・ホマらはメジャー初Vが待ち遠しい。
日本勢は3人が出場権を得た。松山英樹はプロ転向した13年に当地で「全米プロ」を初めて経験し19位。首の故障が気がかりだが、マスターズ以来の復帰戦となった前週の「AT&Tバイロン・ネルソン」で4日間を戦い抜き、23位で終えている。
比嘉一貴は欧米ツアーを除く4大ツアー(日本、アジア、オーストラリア、南アフリカ)の選手を対象に、ことし新設された「インターナショナルフェデレーションランキング」上位3位の資格によりメジャーを3大会連続でプレーする。世界ランクで日本勢3番手(128位)の星野陸也も3年連続でフィールド入りした。
<主な出場予定選手>
ジャスティン・トーマス、パトリック・カントレー、ジェイソン・デイ、ブライソン・デシャンボー、リッキー・ファウラー、テーラー・ゴーチ、比嘉一貴、マックス・ホマ、星野陸也、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、松山英樹、ロリー・マキロイ、フィル・ミケルソン、コリン・モリカワ、ジョン・ラーム、ザンダー・シャウフェレ、スコッティ・シェフラー、キャメロン・スミス、ジョーダン・スピース