2022年 フォーティネット選手権

新シーズン開幕戦 松山英樹10年目の戦いがスタート

2022/09/14 07:19
松山英樹の米10年目のシーズンが始まる※撮影は2022年「ツアー選手権」

◇米国男子◇フォーティネット選手権 事前情報◇シルバラードリゾート&スパ (カリフォルニア州)◇7123yd(パー72)

ロリー・マキロイ(北アイルランド)が史上最多3度目の年間王者戴冠を果たしたフィナーレから2週を挟み、PGAツアーの新シーズンが始まる。2024年にツアーは1月開幕に戻るため、この22-23年シーズンが年をまたぐ最後となる。

ワインの生産地としても有名な当エリアでの大会開催は9度目。前年から米ネットセキュリティー大手「フォーティネット」が冠スポンサーを務めるオープニングゲームには、前年覇者のマックス・ホマ松山英樹コーリー・コナーズ(カナダ)、昨季の新人王候補に挙がるサヒス・ティーガラといった前シーズン最終戦「ツアー選手権」まで戦い抜いた猛者たちもエントリーした。ティーガラを除く3人は次週に世界選抜と米国選抜の対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」(ノースカロライナ州クエイルホロークラブ)を控えている。

継続中の選手として最長の9年連続「ツアー選手権」進出を果たした松山にとって、PGAツアーでの戦いは節目の10年目を迎える。こちらも丸山茂樹を抜いて日本人最長のシード保持選手となる意義深い数字。昨年大会は最終日の16番(パー5)からバーディ、バーディ、イーグルと4つスコアを伸ばして6位でフィニッシュした。

昨季最終盤までプレーオフシリーズ出場権を争う立場に甘んじたジェイソン・デイ(オーストラリア)、リッキー・ファウラーらビッグネームも早々にシーズンをスタートさせる。

復活を期す有力選手とともに気合十分なのは、下部コーンフェリーツアーからの昇格組。入れ替え戦をトップで終えたジャスティン・サーは、コリン・モリカワらと同時期にプロ転向して注目された1人。かつての“ライバル”たちと同じフィールドまではい上がってきた。レギュラーシーズンでポイントランキング1位となってツアーカードを手にしたカール・ヤン(中国)は2021年「東京五輪」にも出場したプレーヤー。ブランドン・マシューズは昨季下部でドライビングディスタンス323.4ydを記録した飛ばし屋だ。

<主な出場予定選手>
マックス・ホマキャメロン・チャンプスチュワート・シンクコーリー・コナーズジェイソン・デイリッキー・ファウラーマット・クーチャー松山英樹ウェブ・シンプソンサヒス・ティーガラダニー・ウィレットゲーリー・ウッドランド

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