初戦欠場の松山英樹は首痛から復調なるか ザラトリス首位で第2戦
◇米国男子プレーオフ第2戦◇BMW選手権 事前情報◇ウィルミントンCC(デラウェア州)◇7534yd(パー71)
全3戦のプレーオフシリーズは、フェデックスカップポイントランキングのトップが入れ替わって第2戦を迎える。前週の「フェデックスセントジュード選手権」で待望の初勝利を挙げたウィル・ザラトリスがシーズン佳境でレースをリード。初戦終了時点でのポイントランク上位70人(出場68人)による予選カットなしの4日間大会が18日(木)に開幕する。
9年連続で第一線のポストシーズンに臨んだ松山英樹は、首に痛みを訴えて前週大会を前日に欠場した。ポイントランクは4ランク下げて15位。開幕を2日後に控えた16日(火)のコースでの調整は、練習ラウンドの6ホール目で1Wショットを打った直後に顔をしかめ、そのままコースを後にした。次週のシーズン最終戦「ツアー選手権」(ジョージア州イーストレイクGC)に向けても状態が気になる。
ランクトップから陥落したのは世界ランキングでは1位をキープしているスコッティ・シェフラー。前週はまさかの予選落ちを喫し、トップを明け渡した。1ランクダウンで3位になったキャメロン・スミス(オーストラリア)は股関節の違和感を理由に欠場を決めた。
メリーランド州ケイブスバレーGCで行われた前年大会はパトリック・カントレーが制し、最終戦への2連勝、年間王者戴冠につなげた。今年の会場ウィルミントンCCは2020年8月にトルネードの被害を受け、昨年改修を終えたばかり。全米ゴルフ協会(USGA)主催のアマチュア大会などを開催してきた歴史がある。
今大会終了後のランキング上位30人が最終戦に進出。コーリー・コナーズ(カナダ)がボーダーライン上で緊張感ある一戦を迎える。J.J.スポーンが31位、アーロン・ワイズが32位と虎視眈々と逆転を狙っている。
<主な出場予定選手>
ウィル・ザラトリス、スコッティ・シェフラー、サム・バーンズ、トニー・フィナウ、ザンダー・シャウフェレ、パトリック・カントレー、セップ・ストライカ、ロリー・マキロイ、ジャスティン・トーマス、ジョン・ラーム、松山英樹、ジョーダン・スピース、コリン・モリカワ