2021年 ツアー選手権

16億円は誰の手に 8年連続ファイナルの松山英樹は9打差からスタート

2021/09/01 08:00
8年連続で最終戦出場の松山英樹(写真は2021年「BMW選手権」)

◇米国男子プレーオフ最終戦◇ツアー選手権 事前情報◇イーストレイクGC(ジョージア州)◇7346yd(パー70)

昨年9月に始まり、6つのメジャーを含む異例の2020-21年シーズンが50大会目で完結する。レギュラーシーズン、プレーオフシリーズ2試合の過酷なサバイバルをくぐり抜けた30人がエリートフィールドを形成。年間王者の栄冠と1500万ドル(約16億4000万円)のビッグボーナスをかけ、今年も“球聖”ボビー・ジョーンズが育ったイーストレイクGCで火花を散らす。

1位が10アンダー、2位が8アンダー、3位が7アンダー…といった形でポイントランクに応じて最大10打のストローク差をつけて始めるハンディキャップ戦。2年前のフォーマット変更初年度はロリー・マキロイ(北アイルランド)が開始時点の5打差を逆転。昨年は10アンダースタートのアドバンテージを生かしたダスティン・ジョンソンが逃げ切りで頂点に立った。

第2戦「BMW選手権」で今季3勝目一番乗りを果たしたパトリック・カントレーがポールポジションを確保。初戦を制したトニー・フィナウが2打差、前週カントレーにプレーオフ惜敗のブライソン・デシャンボーが3打差の好位置につける。

プレーオフ2試合連続トップ10入りの世界ランキング1位ジョン・ラーム(スペイン)も4打差から初の年間王者に挑戦。前人未到の連覇がかかるジョンソンは7ストロークのビハインドを背負った。

松山英樹はポイントランク22位で8年連続の最終戦。継続中の選手としてはジョンソン(13年連続※)、パトリック・リード(8年連続)しかおらず、歴代でも2番目の記録に並んだ。トップとは9打差の1アンダーから浮上を狙ってティオフする。

※ジョンソンは13-14年シーズンに8月以降の試合を欠場するも、ポイントランク30位に入っていたため最終戦進出記録は継続中。

<出場選手とスタート時のスコア>※ポイントランク順
-10/パトリック・カントレー
-8/トニー・フィナウ
-7/ブライソン・デシャンボー
-6/ジョン・ラーム
-5/キャメロン・スミス
-4/ジャスティン・トーマスハリス・イングリッシュアブラム・アンセルジョーダン・スピースサム・バーンズ
-3/コリン・モリカワイム・ソンジェビクトル・ホブランルイ・ウーストハイゼンダスティン・ジョンソン
-2/ロリー・マキロイザンダー・シャウフェレジェイソン・コクラックケビン・ナブルックス・ケプカ
-1/コーリー・コナーズ松山英樹スチュワート・シンクホアキン・ニーマンスコッティ・シェフラー
0/ダニエル・バーガーエリック・ファンローエンセルヒオ・ガルシアビリー・ホーシェルパトリック・リード

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