WGC~メジャー連戦前のラストマッチ ケプカ不振脱却なるか フリートウッドが久々登場
◇米国男子◇3Mオープン 事前情報◇TPCツインシティーズ(ミネソタ州)◇7431yd(パー71)
チャンピオンズツアーの「3M選手権」として26年間開催されていた大会がレギュラーツアーに昇格して2年目。2000年に開場されたアーノルド・パーマー設計のTPCツインシティーズが今年も戦いの舞台となる。
ミネソタ州で50年ぶりのPGAツアー開催となった前年大会は20歳のマシュー・ウルフがプロ転向3戦目で初優勝。1打差首位のブライソン・デシャンボーを追った最終18番(パー5)でイーグルを奪う劇的な幕切れだった。個性派スイングの新鋭は優勝以外トップ10入りがない状態が続いていたが、3週前の「ロケットモーゲージ・クラシック」で2位フィニッシュ。大会連覇へ状態を上げて乗り込む。
次週は「WGCフェデックスセントジュード招待」、その翌週は今季唯一のメジャー「全米プロ選手権」とビッグトーナメントが続く日程。世界トップランカーでは4位ダスティン・ジョンソンと6位ブルックス・ケプカがエントリーした。
ケプカは13日に昨年痛めた左ひざの検査を受け、その後出場した「ザ・メモリアルトーナメント」は最終日に「80」をたたくなど62位で終えた。フェデックスカップランキング154位から巻き返し、3連覇の偉業がかかる「全米プロ」に向けて調子を取り戻していきたいところだ。
新型コロナウイルス感染拡大による中断期間中に母国へ戻っていたトミー・フリートウッド(イングランド)は、初日終了後に中止された3月「ザ・プレーヤーズ選手権」以来となる試合に臨む。予選ラウンドはジョンソン、トニー・フィナウとの注目組でプレーする。
松山英樹、タイガー・ウッズは出場を見送った。また、大会にエントリーしていたツアー1勝のグレイソン・マレーが新型コロナウイルス陽性のため出場を取りやめた。
<主な出場予定選手>
マシュー・ウルフ、ポール・ケーシー、スチュワート・シンク、トニー・フィナウ、トミー・フリートウッド、ダスティン・ジョンソン、ブルックス・ケプカ、バッバ・ワトソン