2019年 全英オープン

世界最古のメジャー大会 北アイルランド開催は68年ぶり

2019/07/15 18:06
昨年はフランチェスコ・モリナリが制した

◇メジャー第4戦◇全英オープン 事前情報◇ロイヤルポートラッシュ(北アイルランド)◇7344yd(パー71)

第148回を迎える「全英オープン」は、68年ぶりに北アイルランドのロイヤルポートラッシュを舞台として18日(木)に開幕する。大会が英国本島以外で開催されるのは、長い歴史でこの2回だけ。ロリー・マキロイダレン・クラークグレーム・マクドウェルら数々のメジャーチャンピオンを輩出してきた北アイルランドは早くも熱気に満ちあふれ、すでにチケットは完売した。この一週間は、世界のゴルフファンの視線がアントリム海岸にたたずむ名リンクスに注がれる。

昨年はスコットランドのカーヌスティで、フランチェスコ・モリナリがイタリア人として初のメジャー優勝を成し遂げた。もうひとつ歴史に触れるとすれば、68年前(1951年)にロイヤルポートラッシュで開催された大会を制したのはマックス・フォークナー(イングランド)。スコアは3アンダー(パー72)だった。

今年の注目度ナンバー1は当地で腕を磨いたマキロイだろう。全英オープンは、過去5年で欠場した1回を除いてトップ5を外していない相性の良さもある。すでに練習ラウンドを済ませたマキロイは「観客席もできていて、すばらしい雰囲気だった。でも、もっと違う感覚になるかと思っていけど、自分にとっては昔と同じポートラッシュだった」と感想を語っている。

4月の「マスターズ」でメジャー通算15勝目を挙げたタイガー・ウッズ、この3年でメジャー3勝のブルックス・ケプカらも虎視眈々。日本からは悲願のメジャー初制覇を目指す松山英樹を筆頭に、今平周吾池田勇太、アマチュアの金谷拓実ら総勢8人が出場する。

1860年に第1回大会が行われた世界最古のメジャー大会。気まぐれな天候と、偉大なる自然が鍛え抜いたリンクスコースで、日曜夕方にクラレットジャグを掲げるのはいったい誰になるだろうか?

【主な出場予定選手】フランチェスコ・モリナリトミー・フリートウッドブルックス・ケプカロリー・マキロイジャスティン・ローズタイガー・ウッズゲーリー・ウッドランド浅地洋佑藤本佳則堀川未来夢池田勇太今平周吾稲森佑貴金谷拓実(アマ)、松山英樹

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