松山英樹は今季2勝目ならず トーマスが3差で逃げ切り
◇米国男子◇SBSトーナメントofチャンピオンズ 最終日(8日)◇プランテーションコースatカパルア(ハワイ州)◇7452yd(パー73)
首位に2打差の16アンダーから出た松山英樹は1イーグル、4バーディ、3ボギーの「70」で回り、通算19アンダーで2位に終わった。10月の世界選手権「WGC HSBCチャンピオンズ」以来となるツアー優勝はならず、3打差で逃げ切ったジャスティン・トーマスに2016―17年シーズンの2勝目を譲った。
昨年のツアートーナメント優勝者から32人が出場したエリート大会。松山は前半9ホールで2バーディ、2ボギーとスコアを伸ばせず、首位に5打差でハーフターンした。後半14番でラフから残り20ydの2打目を直接沈めるチップインイーグルを決めて3打差に詰め寄り、トーマスがダブルボギーを叩いた15番(パー5)で1打差に迫った。
しかし3パットボギーを叩いた17番で、トーマスがバーディを決めて差は再び3打にひろがった。松山は米ツアー通算4勝目を逃し、丸山茂樹と自身が持つ日本人最多勝利の更新はお預け。ホールアウト後のインタビューで「悪い部分も良いところもあって、そんなに落ち込んではいない。12番、13番としっかりパーセーブしたのが(14番の)イーグルにつながった。けれど、15番からのパッティングでは、自分の中で(グリーンに)合わない部分が出たかもしれない」と話した。年間の獲得ポイントを争うフェデックスカップレースでは、トップをキープしている。
通算22アンダーで終えたトーマスは昨年10月にマレーシアで開催された「CIMBクラシック」以来となる今季2勝目、ツアー通算3勝目を飾った。
ジョーダン・スピースが8アンダー16位タイから8バーディ「65」をマークし、パット・ペレス、ライアン・ムーアと並んで通算16アンダーの3位タイでフィニッシュした。約3カ月ぶりに戦列に復帰した世界ランク1位のジェイソン・デイ(オーストラリア)は13アンダー12位タイだった。
<松山英樹の直近6試合の戦績>
2016年10月/日本オープン優勝
10月/CIMBクラシック2位(優勝はJ.トーマス)
10月/WGC HSBCチャンピオンズ優勝
11月/三井住友VISS太平洋マスターズ優勝
12月/ヒーローワールドチャレンジ優勝 ※ツアー外競技
2017年1月/SBSトーナメントofチャンピオンズ2位(優勝はJ.トーマス)