112年ぶり復帰の五輪ゴルフ 池田と片山が日の丸を背負う
2016/08/09 10:44
1904年の米国セントルイス五輪で最後にゴルフ競技が開催されてから112年。ブラジル・リオデジャネイロ大会で、ついにゴルフ競技が五輪復活を果たす。男子大会は11日にスタート。世界34カ国から60人が出場し、4日間の個人戦ストロークプレーで金・銀・銅の3つのメダルを争う。
会場は、リオデジャネイロ市街地から西へ約30キロのバッハ地区に、ギル・ハンスの設計で新設されたオリンピックゴルフコース。潟湖(塩湖)に面して作られたフラットな7128yd、パー71のリンクススタイルのコースが戦いの舞台となる。
コースの芝は、ティとフェアウェイが高麗芝の一種である「ゼオン・ゾイシア」(Zeon Zoysia)で、グリーンは「シードワーフ」(Sea Dwarf)という品種のパスパラム芝が用いられている。
フィールドには、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、バッバ・ワトソン、リッキー・ファウラー(ともに米国)、ダニー・ウィレット(イギリス)と、世界ランキングトップ10以内の選手が4人入った。
日本代表は池田勇太と片山晋呉の2人が、日の丸ユニフォームに身を包み、メダル争いに向けてティオフする。各国の国旗が打ち振られる五輪の熱狂の下での戦いは、普段のトーナメントとは違った熱を帯びそうで、ツアーでの競技以上にスコアへの予断を許さない。
前回大会となる1904年の米国・セントルイス大会で勝ったのは、カナダ人のジョージ・ライオン。112年ぶりのゴルフの金メダルは誰の手にわたるか?