リードが史上最年少でWGCタイトル獲得! 松山英樹は34位フィニッシュ
◇世界選手権シリーズ◇WGCキャデラック選手権 最終日◇トランプナショナルドラール(フロリダ州)◇7,481ヤード(パー72)
2打差の単独首位から出たパトリック・リードが逃げ切り、通算4アンダーで今季2勝目、通算3勝目を挙げた。最初の4ホールを3バーディ1ボギーで通過し、一気に後続との差を開いたリードは、その後は14番、18番のボギーで貯金をはたいたものの「72」でまとめ、史上最年少の23歳7か月4日でWGCタイトルを掴んだ。
昨年8月「ウィンダム選手権」でツアー初勝利を挙げたリードは、1月の「ヒュマナチャレンジ クリントンファウンデーション」で2勝目。タレント選手に背中を追われても「自分を信じた。どれだけ頑張ってきたと思っているって。僕は世界の5本の指に入る選手だって」と強い気持ちで戦い続けた。ウッズ、フィル・ミケルソン、ロリー・マキロイ、セルヒオ・ガルシアに続き、1990年以降、24歳になるまでに3勝をマークした選手のひとりに。昨年まではキャディを務めていたジャスティン夫人は現在妊娠中。表彰式では新たな家族も含めた“3人”で喜んだ。
通算3アンダーの2位は、終盤の追い込みで一時は1打差まで迫ったジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)と「68」をマークしたバッバ・ワトソン。前日まで2位タイのジェイソン・ダフナーとハンター・メイハンは、ともに「76」で通算2オーバーの9位タイだった。
3打差からの逆転を狙った世界ランク1位のタイガー・ウッズは、ノーバーディ、6ボギーと不発で、ロリー・マキロイら(北アイルランド)と並んで通算5オーバーの25位タイで終戦。世界ランク2位のアダム・スコット(オーストラリア)も同じ25位だったため、世界ランク1位の交代には至らなかった。
また、21位から出た松山英樹は、前半に1ボギー2ダブルボギーと苦戦し、後半は3バーディと立て直したが、「74」で通算6オーバーとなり、34位タイでフィニッシュ。前日、松山との同組プレーで注目を集めたイアン・ポールター(イングランド)は通算12オーバーで52位タイだった。