V.シンは失速、D.ラブIIIは伸び悩んだ
米国男子ツアー「ビュイック・チャレンジ」の第3ラウンド。前日10アンダーの62をマークし、通算14アンダーで単独首位に立ったD.ラブIIIは、3日間連続で2番パー5をバーディという立ち上がりを見せた。しかし、4番ホールでボギーを叩くと、前日のようなバーディラッシュをかけられなかった。
この日のラブは、5バーディ、2ボギーの69とスコアを3つ伸ばして17アンダーとしたが、単独2位に後退した。
この日大きくスコアを伸ばしたのは、9月に行われたエアーカナダ選手権で39歳にしてツアー初優勝を果たしたJ.エドワーズだった。1イーグル、5バーディの7アンダーをマークし通算18アンダー、11アンダー5位から単独首位に踊り出た。
今シーズンのエドワーズは1勝を上げているが、これまで28試合に出場しトップ10以内はもう1試合だけ。17試合に予選通過したているが、優勝争いに絡むのはこれが2回目。前回は4日間首位を守り続け逃げ切っての優勝だっただけに、今回も逃げ切ってしまうのか。
首位から2打差の単独3位にはN.ランカスター。予選2ラウンドはノーボギーで12アンダーまで伸ばしたランカスターは、ボギーを2つ叩いたが、6つのバーディを奪い通算16アンダーまで伸ばした。
初日、2日目と首位に立っていたV.シンは、1番ホールでボギーを叩くと5番までバーディ、ボギーの繰り返し。チグハグなゴルフとなった。それでも前半はイーブンパーで折り返したのだが、後半3ボギーで10アンダー10位に後退してしまった。
ギリギリで予選を通過した丸山茂樹は、10番ホールからスタートし、11番パー5でバーディを奪ったが、続く12番パー3でダブルボギーを叩いてしまった。しかし、その後はノーボギーでラウンドし、予選2ラウンドでいづれもボギーを叩いた3番ホールを克服、バーディを奪った。通算4アンダーまで盛り返し、46位まで順位を上げている。