2001年 ビュイッククラシック

S.ガルシア横綱ゴルフ。万全の体制で今シーズン2勝目をあげた

2001/06/26 09:00

米国男子ツアー「ビュイック・クラシック」の最終ラウンドが、予備日に当たる月曜日に行われた。最終日を2位に2打差の単独首位で迎えたS.ガルシアは、崩れる気配を微塵も感じさせぬ安定したプレーで、スコアをさらに4つ伸ばし16アンダーで優勝した。
これまで、欧州ツアーでは“神の子”とまで言われたガルシアだが、米ツアーでは一昨年の全米プロゴルフ選手権で、優勝したタイガーに最後まで食い下がった以外は優勝争いに絡むことさえできなかった。しかし、これまでは大きな大会や招待試合などスポット的な出場だったためとも言える。本格的に腰をすえて参戦をはじめた今年、早くも2勝目をあげるとは、やはりただならぬ21歳だ。

今大会の主催であるビュイック社と契約を結んでいるタイガー・ウッズは、ホストプロとして出場。先週の全米オープンでメジャー大会の連勝記録を止めてしまい、雪辱もかねて今週の奮起が期待されたが、初日からスコアを伸ばせず苦しい立ち上がりとなった。最終日も順位は12位だが、首位のガルシアとは8打差で迎えることになった。

タイガーチャージと行きたいところだったが、スタートの1、2番で連続ボギーを叩き完全に出鼻をくじいてしまった。そしてスコアを伸ばすどころかイーブンパーで回るのが精一杯、4アンダーで16位に終った。今シーズン12試合に出場して4勝のタイガーは、シーズン序盤はスランプ説まで飛び出したが悪くても13位だった。したがって、今回が最も悪い成績となってしまった。4週間後に控えた全英オープンには調子を戻してくることができるのか。

2001年 ビュイッククラシック